汚れたダイヤモンドのレビュー・感想・評価
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ハリウッド製犯罪映画に飽き気味の人は是非!!
瞳孔とダイヤの輝きをダブらせた冒頭の鋭くて危険なイメージは、その後もずっと映画を支配し続ける。ダイヤの研磨師だった亡き父の恨みを晴らすため、周到に復讐計画を進めていく主人公は、監督がベースにしたという「ハムレット」より、むしろ、その怒りと飢餓感に於いて、「太陽がいっぱい」のリプリーがダイヤ業界に蘇ったかのよう。計画遂行の過程で待っていた女性との宿命的な出会い、彼を助ける年老いた共謀者の父親のような眼差し、そして、すれ違いが招く衝撃的な幕切れetc。これは、フランス伝統のフィルムノワールに先端的味付けを上書きした必見作。設定やディテールのきめ細やかさは勿論、復讐に伴う代償を描いたラストに漂う荒涼感は、鑑賞後もしばらく後を引く。喧噪に終始するハリウッド製犯罪映画に少々飽き気味の人に是非お薦めしたい。
初な子ねェェ。
思わずおネエ言葉で揶揄したくなるほど、話が進むにつれて犯罪のプロ失格の青臭い青年になっていく主人公。 勝負のかかった状況で、従兄の嫁に激しく欲情してしまうし、そのことが原因でダイヤモンドを盗む計画が破綻する。 しかも、憎んでいたはずの伯父の言葉にほろり、自分を導いてくれた泥棒のリーダーの死にもほろり。 私情のもつれがビジネス(プロの犯罪者にとって犯罪はビジネス!)のトラブルに発展。しかも、相矛盾する判断を即座に下さなければならない。 映画ならではのハラハラ、ドキドキ。 久しぶりにヒリヒリする緊張感を映画で体験した。
手
親戚とか研磨の仕事とか、人間関係やダイヤに関わる仕事に対することとか、ごちゃごちゃと面倒臭くみせているけれど、結局何の思い入れもない何だそれ?な展開。 テンポ悪く長々とみせらてこれと言ったものは何もない、兎に角退屈な映画だった。
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