さよならの朝に約束の花をかざろうのレビュー・感想・評価
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キャラクターが生きている
大好きなアニメ凪のあすからのスタッフが多く携わっていると聞き、公開初日に勇んで観に行きました。納得のクオリティです。
良い意味で岡田麿里さんワールド全開!
時の流れで変化していく人間関係を美しくも残酷に描いた映画でした。
後半は涙がほろほろ止まりませんでした。
台詞、表情、声、背景、音楽等、全ての要素からキャラクター達が生きているということが伝わってきます。それが今作のテーマにも繋がっているのかなと思います。
特に背景の奥行きが素晴らしくて、世界観の作り込みへの意気込みを感じました。この世界を訪れてみたい、と思わせるような美しい美術でした。
音楽の透明感にも惚れ込んでしまって、サウンドトラックを購入しようかと思っているところです。
幅広い年齢層に見てほしい傑作
丁寧な作風でTVアニメ「SHIROBAKO」などの傑作をリリースしてきたスタジオP.A.WORKSが手掛ける初のオリジナル劇場アニメ。脚本家としてヒット作を出してきた岡田磨里の初監督作品でもある。作画陣は、「泣きの石井」こと石井百合子、カリスマアニメーター井上俊之、「ユーリ!! on ICE」などで知られるベテラン平松禎史、というドリームチーム。加えて各地で行われた試写会からは、恐ろしいほどの高評価が漏れ聞こえて来る…となれば、アニメファンで見に行かない人はいないと思うのだが、公開初日の上映館数はわずか76館。品薄商法を疑いたくなるほどの控えめな公開規模である。当然ながら初日の映画館は満席であった。
しかしその内容はというと、上記のようなタームに反応するようなアニメファンに向けたものでは全くなくて、反抗期を迎えた少年少女、子育てを頑張るお母さん、家族を支えるお父さん、子供が自立して孫の成長を見守るお年寄り、要するに日々を一生懸命に生きるすべての人たちに向けたものだった。
アニメらしいケレン味には欠けるものの丁寧に作られた画面と同じように、奇を衒うことなく人の生と死を丁寧に描いていく王道のストーリーであった。
泣かせの演出がくどい場面や、演出意図がわかりにくい場面がある、マキアとエリアル以外の人物描写が薄い、音楽を被せ過ぎ、といった問題点はあるものの、2月にして早くも2018年のベストアニメ映画の出現である、と言い切ってしまって構わないだろう。
間違いなく、幅広い年齢層に見て頂きたい傑作である。この映画の興行を「オタク映画」で終わらせてはならない。
ボロ泣き
ほとんど前情報入れずに行きましたが、こんなお話だとは思っていませんでした。
最初から割とうるうるしていましたが、ガツンとくるところは無くて「意外と普通…?」と思っていたら最後の最後でボロ泣きでした。
とても優しくてあたたかいお話でした。
こんなことを言ったら台無しかもしれませんが、あの運命は私には辛すぎて耐えられないです。
でもエンドロール後のあの一枚を見て少し救われました。
空も海も街並みもすべてが美しかったです。
それから音楽も良かったです。
感情の大渋滞
予告を見ただけの段階ではそんなに期待しいてなくて序盤も設定甘いなーなどと思ってたけど、赤ちゃんの握力に驚くシーン辺りからなかなかやるなという感じになり、最終的には近年記憶にないくらい泣いていた。不老不死の感傷をここまで1から100まで真正面から具体的に描き切った作品、他にあるのでしょうか。各キャラの感情のカオスに翻弄され続けた。最後のシークエンスはエンドロール後に置いた方が好みな気がするけど、そうすると見逃す人が出るので流石に出来ないんだろうな。あとタイトルはこの路線から離れられないのか。。
涙が止まらない
母と子親子の感動の物語でした。
もうクライマックスあたりは涙で前が見えず、鼻水も止まらなかったです(笑)
いや、もう本当に愛の溢れた映画。これに尽きる。
もう一回観に行きたいですが如何せんよく行く映画館では上映されてないので、DVD出たら買おうと思います。
そして母になる
前情報をいれて行かなくて良かった。
テーマ設定がとても良くて、女性監督ならではと言ってよいと思います。
女性監督じゃなければ、割と叩かれる可能性もあるテーマで、非常に踏み込んだ傑作だと思います。
色んな角度から評論可能な深みがあり、ジェンダー、家族の問題としても語れるし、恋愛対象として消費されない女性アニメキャラクターの在り方という問題提起としても語れると思います。
一つ、間違いないことがあります。
ハンカチが無くて困りました!
今回も泣かされました
思うてたんとちごうた〜!
良い意味で。
もっと年の差愛とか、許されぬ立場愛でキュンキュンしちゃう物語かと思っていました(^^;)
それよりずっと深くて壮大な物語でした。
母から子への無償の愛。
人間達の営みの愚かさと尊さ。
人間とは異なる時間の流れで生きている主人公の目を通して、そういった事が描かれていたように思いました。
『心が叫びたがってるんだ。』でも感じましたが、
不器用ながらもひたむきに生きる主人公を、つい応援したくなります。
でも主人公は、自身が思い描いていた幸せを手にすることができない…。
「健気な主人公の頑張りが報われて欲しい!」と願う観客としては、少なからずショックで肩透かしな印象を受けるのですが、
実は主人公が相手の気持ちを尊重して“どうにもならない現実”を受け入れた先に、別の幸せを見出す物語なのではないかと思いました。
そこが、岡田作品の魅力であり、テーマなような気がします。
いい年のおばさんですが、今回も泣かされました。゚(゚´ω`゚)゚。
そして、デザインがいちいち素敵。
男性キャラがイケメンで素敵(((o(*゚▽゚*)o)))
皆んな素敵に育って、素敵に歳をとっていきます。
お衣装が素敵。
長老様のお衣装にはハラハラさせられて、一部セリフが頭に入って来ませんでしたがww
中世を思わせる街並みや建造物が素敵。
ディテールのこだわりを感じて、どこを切り取っても絵になりそう。ミドと一緒に布を買ってもらう雑貨屋(?)が特にお気に入り。
美しい自然の風景が素敵。
日本のアニメの風景が“物語る”ようになって久しいですが、もはやシーンの根底に流れるテーマを際立たせる為に必要不可欠な存在。
エンドロールの最後まで見逃さないで!
心地よい感動を味わえる作品
観て良かった作品。新たな岡田作品は、大変満足感のあるあたたかな作品でした。親の立場で鑑賞すると、その感動も一塩。大変味わい深かったです。
感動した!
涙、涙、涙…。
涙をこらえるのが大変でした。
映画館じゃなかったら、一人で号泣していたかもしれません…。
『あの花』『ここさけ』で有名な岡田監督が手がけた作品。
正直、あまり期待していなかったのですが、それが逆に予想を裏切られて良かったのかもしれません。
今回は、愛と家族の絆がテーマでした。
一言では語りつくせない壮大なファンタジーとなっていますが、軸となるのは、マキアとエリアルの二人の絆。
種族を超えた二人の愛に、泣かされっぱなしでした。
パンフレットから、恋愛ものだと思っていましたが、良い意味で予想を裏切られる結果となりました。
この作品には恋愛以上に、大切な人と愛情が沢山詰まっていました。
大切な人を守りたくなるような、愛する我が子をますます愛したくなるような、そんな素敵な感情に満たされます!
また、豪華声優陣という所も、この作品の見どころの1つ。
今年大ブレイクした入野自由さんをはじめ、最近話題の石見舞菜香さん、ベテランの梶裕貴さんなど、錚々たるメンバーが並びます!
素敵な声色に聴き惚れ行くうちに、どんどん作品に引き込まれていきました。
涙なしには観ることが出来ない、とても素敵な作品に仕上がっていると思います。
特に、女性にはおススメ。
子を大切にしたいと思う母性が、溢れ出ています。
感動をたくさん感じられる、今年イチオシのアニメ作品となりました(o^^o)
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