フリクリ オルタナのレビュー・感想・評価
全41件中、21~40件目を表示
フリクリってさー。
ぼくの個人的な感想です。 当時OVAは、穴が空くほど観ました。 無論マイベストトップ3の一つです。 何が良いってさ、 一見、エキセントリックな話運び。 ピースの寄せ集めのようなセリフ。 ハイセンスなカット。 中毒性の高い世界観。 しかし、 ぼくは、 これが一番刺さったわけじゃないのです。 「一見」ってのが大事で、 実は、ナオ太君の成長物語。 見事なジュブナイル。 これだと思うんです。 こんな見せ方で、 ちゃんと描きやがって♡ ってことです。 一昨年くらいに見事な映画がありました。 20センチュリーウーマン。 これを観た時もフリクリだなぁって思ったもんです。 フリクリじゃなくても、 フリクリ感じれんだよ! ちゃんとしてりゃあなっ。 はい、一方今回。 上っ面だけですか? カッコいい絵と、pillowsと、 ティーンのモヤモヤとを上手に混ぜました。 ってか? は? 手に余ってるじゃないですか。 ねぇ。 ほんとやめて。 侮辱するな。製作陣。
フリクリのフリ
18年前にOVAのフリクリを観てとてつもない衝撃を受け、それからマンガを読み小説を読み、OVAを何年かに一度回帰するように観かえしては、どんどんフリクリの深みと謎にハマっていった自分ですが、 フリクリオルタナは、まあ、劇場版二部作のいっこ目ですし、フリなんだろう、と思いました。 だって、フリクリとかいう、跳ねたか跳ねてないかでいえば当然跳ねていない18年前のアニメの続編という弱い引きで、あの圧倒的唐突無稽感を繰り広げられても、初見殺しでしかないと思うので。 とりあえず劇場版一作目は、セブンティーンの悩みを丁寧にわかりやすくおとなしくアニメ映画しておこう、ってノリかなー、と。 だって、フリクリファンだったらどうせ、オルタナでどんだけ文句言ってても絶対プログレも観に行くんだし。 だってハル子分裂しちゃうんだもん。林原めぐみになっちゃうんだもん。それだけでも十分理解不能だし、楽しみだし。 プログレでは、新しいファンも昔からのファンもまとめて置き去りにするくらい突っ走ってフリクリしてほしいですね。 それぐらいしてくれたら、きっとフリクリ中毒者が大量生産されるんだろなーと思います。 間違っても、フリクリとは何なのかが明らかに!とか、あらゆる伏線が最後に回収されて衝撃のラスト!とか、そんなプログレにだけはして欲しくないです。 そんなんいらん、よそでやれ。
pillowsファン並びに初代フリクリファンだが楽しめた
他のpillowsファンの方やフリクリファンの方は多い割合で酷評されている方がいるが、私としてはかなり楽しめた。 女子高生の繊細な心情を描き、時にはぶっとび、pillowsの歌が入り…幸せでした。 特にpillows挿入歌では自分の中で 好きな曲がチョイスされていたので 映画を見ているにも関わらずノリノリになれた。 昔との比較ではなく新しいフリクリとして目を向けると好きになれるのではと思った。
類型的なものが集まり見えてこないメッセージ
フリクリどうのこうのいうより、あまりに類型的なセリフ、キャラ、演出、デザインばかりで何も作り手側の意思が感じられません。 出来が悪くても何か意思ややりたいことが伝わる作品が見たかった。
不快・苦痛・忍耐を強いられる作品
映画鑑賞後に劇場が明るくなった瞬間、後ろの席に座っていた男性客二人組が「こりゃ、ダメだ」と呟いて席をたった。「あぁ、おれと同じ気持ちに耐えていた人がずっと傍にいたんだ」ということに気づいたこと。今回劇場に足を運んで一番エモーショナルな場面でした。 OVA版「フリクリ」という作品を貫いていた、画作りのセンス、舌を巻く演出、創造力を爆発させたようなアニメーションの強度は、今回の「オルタナ」には、その僅かな欠片すらも観てとることができませんでした。とにかくまず第一印象としてカッコよくないんです。OVA版だっら、スローや一時停止にして「この画作りやべぇなあー!」とじっくりと観たくなってしまうシーンがいくつもあるのですが、今回の劇場版には、個人的にはそのようなシーンは一か所もありませんでした。 また脚本に関しても一言。とにかくもう酷い仕上がりだと感じました。OVA版では、例えば両親からの見捨てられ不安を抑圧しているニナモリが抱えるアダルトチルドレン的な感情の機微や、ボーダーライン的な心的傾向をもったマミミの負った傷と闇の深さみたいなものを、さり気ない言葉や言外の描写を通してとても繊細に描いていましたが、今回の「オルタナ」では、そうした登場人物たちの心の機微もほとんど台詞で説明してしまう。 もの凄く単純化すると「〇〇だから、私は怒っているんだよぉ~!!」「✕✕だから、私は悲しんでいるんだよぉ~!!」みたいな感じです。「いや、そこら辺の感情の機微は、登場人物たちに言葉で説明させないでみせろよ…」と、なんど心のなかで呟いてしまったか…。観ていて気持ちが萎えてしまい、馬鹿馬鹿しくてとても物語世界に足を踏み入れる気になれませんでした。 まだ「プログレ」は観ていませんが、すくなくとも「オルタナ」に関しては、「フリクリ」という歴史に名を残す素晴らしいアニメーション作品を完全にレイプしていると個人的には感じています。ほんとうに酷いと感じました。 たぶん自分がこうして怒りを感じるのもきっと「フリクリ」という作品をずっと愛してきたからだろうと思います。劇場公開が決定してからもずっと心待ちにしていました。それだけに今回の作品のクオリティには、ほんとうに心から残念で悲しみを覚えます。 「プログレ」も公開されたら観に行くけれど。
「凄い」
80本目。 フリクリと言う、OVAは知らなかったのですが、今作品を見ると、ブッ飛んでて、非常に良かったです。 OVAはもっと、弾けてるらしいのですが、今作品も充分、枠外に行ってくれています。 既成概念を超えた、映画に出会った感じです。
人類の宇宙世紀のはじまりの物語
人類はかつて一つの大地に住んでいた。 しかし、人類は二分されることとなる、地球と火星に。 その影には人類の存亡をかけた戦いがあった! 鍵を握るのは一人の女子高生、どうなる人類、どうなる日本! そんなことより、高村薫の照柿を読んでる女子高生って心をざわつかせるものがあるよね。
良くも悪くも"フリクリ"
全体ざっくり言うと、平凡な女子高校生が恋に友情に全力にぶつかって、最後のちょっぴり成長するという少し前によく見かけたストーリーにフリクリの要素を足したような作品。 印象としては「癖のないフリクリ」といったところ。 だからOVA版のハイテンションで理解不能の爆発が立て続けに起こるような「癖のあるフリクリ」を期待していると拍子抜けするだろう。 それ程までに今作は癖がない。 キャラも等身大を意識してかハルコ以外あまりはっちゃけないので、日常パートはひたすらJKのだらだらした日常を見せられる。 また、せっかくの戦闘も小規模なものが多く迫力に欠けてしまう。 極めつけはピロウズの曲の使い方。 OVA版でのピロウズは物語の演出の一つだった。印象的なのは4話の野球回で爆弾のついた惑星をナオ太がギターで打ち返すシーン。 少し前からワクワク感と一緒に走っていたクレイジーサンシャイン。そのサビがようやくここで重なる。 冒頭から言われていた「バットを振らないナオ太」から「バットを振るナオ太」への成長のシーンを鮮やかに彩ったいい演出だ。 しかし残念ながら今作にはそういった演出はない。ただBGMとしてのピロウズが流れるだけだ。 とりあえずピロウズ流しておけばいいんでしょ。という考えが透けて見えてしまって少しがっかりした。 でもピロウズが流れてハルコが暴れていたらそれはフリクリなのだ。これは間違いない。 最後によかったところを述べたかったがあまりよく浮かばない・・・。 映画館を出たところでは多少の満足感があったはずなんだが・・・。 懐かしのフリクリを現代のアニメで見れたのが良かったとしか言えない。 この感覚なんかに似てるなーと思ったら、たぶんあれ。トップ無印からのトップ2に似てる。最後カナブンもバスターマシン7号になったし。 フリクリもそれに倣ってプログレで「オカエリナサイ」くらいのファンサービスがあればいいな。
満足できました
今日見てきたんですけ自分的にはすっごい満足でした 前作のOVAの時の風味を残しづつ新しいものになってなました 確かにハルコのキャラがOVAの時よりかは弱くなって破天荒さなくなり暴虐無人さがなくなり意味不明さがなくなってしまいましたが今回は女子高生4人組を主役に据えてるの今回はナビゲートに徹してる感がありました よーするにわけわからんヤツが多くいても仕方がないので多少キャラとして認知されてるハルコを選手兼世にも不思議な物語のタモリのポジションにあてて物語の柱になってくれたと思います ハルコのとらえようのないキャラが薄まってると感じられるのはナオタ君ポジションのキャラがいないのでオトコから見た女性の支離滅裂さが感じ取れないからじゃあないでしょか あとハルコさんの目的がよくわからないとこですね 前作はアトムスクを手に入れるために片田舎の少年を召喚用の道具として扱うために自分が持っている武器を最大限使って女性のしたたかさを随所にあったんですがそれも今回は七味程度になってました 作画の絵の感じは好きだったんですが今回西尾さん関わってないのか動きがやや単調でした。アクションもあと一ひねりできたはずとゆーちょっと歯がゆさがありました ただ色々書いたんですがやっぱりヤマ場でthe pillowsの 曲がかかって音量が上がればそんな今まで書いたようなことが吹き飛んで盛り上がってしまうのでやっぱり満足できました!
劣化した。挑戦もした。
前作のOVAが大好きで、神アニメだと思っています。 それと比べれば本作が大きく劣化しているのは間違いありません。 しかし、前作を完全に模倣しようとして劣化コピーになっている訳ではなく、最初から前作とは違うフリクリを作ろうと挑戦した作品だと感じました。 ストーリーにせよ演出にせよ、前作へのオマージュを多用しながらも違う事をしようともがいて、残念ながら裏目に出てる部分が多々あります。 私も少なからず…いや、滅茶苦茶ガッカリしました。 しかし、その挑戦が前作に無い魅力をこの作品に与えてもいます(前作が意図的に切り捨てた部分だとは思いますが)。 フリクリに今後の展開があるのか解りません。しかし、フリクリという素晴らしい、しかし間口の狭いアニメの枠を、良くも悪くも広げた作品だと思います。 ネタバレなしで抽象的な文章になってしまいましたが、この作品を発射台にした次回作への期待を込めて、ギリギリ星4にさせていただきます。 ※前作ファンの方は極力、先入観を捨ててご覧ください。イスから転げ落ちるかもしれません。
TVアニメならばいいけど…
前作は未見だが、ストーリーがあるようなものでは無いので特に問題なし。 面白いことは面白いのだが、よく出来たTVアニメであって、劇場で見るようなものではなかった、という印象。実際、作り方がTVアニメを5本連続で上映したような感じだった。 それでもドラマとして面白ければ劇場での鑑賞に耐えられるだろうが、本作はそもそもそういう作品ではなくて演出の面白さを楽しむものである。そこがTVアニメのものであるとなると、面白い部分もあったものの、上映時間の大半は退屈さを堪えることとなってしまった。
青臭くも説教臭い
前作未見、予備知識ゼロで鑑賞。 映像良し、音楽良し、キャラ良し、設定まぁ良し、ラスト良し。 なのに、率直な感想は「このピンクおばちゃん、ウゼぇな…。」なんだよね。好みだけどね。 17歳でそこまで答えを求めなくてもいいんじゃないかな。そんなに人生焦ると、悪い大人に担がれてカネ騙し取られるよ。 あと、30分×5話の構成はやはり長い。 「20分くらい過ぎたらハル子が乱入して、悩みも怪獣も同時解決すんでしょ?」と展開が読めてしまうのも残念。 この完成度なら、30分×3話×2本くらいで上映してもバチ当たらないでしょ。興行的に無謀かな? 面白いのは間違いない。プログレ楽しみです。
泣けた!(..........酷すぎて)
フリクリでは、ないですね。 いろんな意味で、何も届いてない作品でした。 むしろ台無しでした.......。手抜き感満載です。 苦笑いも出来ないくらい酷い出来だと思いました 何の為に、ワザワザこんな続編つくったのか? さっぱりわかりません。 最近のアニメ作品で、これを下回る作品は、なかなか ないと思います。 家に帰ってからも、なんだか暗い、悲しい気持ちになりました。 やはり、誰が作るかが大事なんだな.....と感じさせられる作品。 反面教師的な駄作作品として歴史に残る.......か あるいは、無かったこととあっさり人の記憶から 消されていくか....... いずれにしても、名作の名を借りた悲劇的作品...。類似品......。 偽物......。 もう、起きた事はかわらない 大好きな作品だっただけに悲しいです。 **the pillowsの曲も、気の毒で、かわいそう
前作のレベルに至らず
繰り返す日常を送る女子高生が大人になることに戸惑う。 ————— 前作フリクリは劇場アニメ、アートアニメを除けば、私が最も好きなアニメーション作品だ。それだけに予告の動画を見た時点から、不安はあった。 が、はっきり言って、今作は好みではなかった。映像でもセリフでも、おもしろいことをやろうとはしているが、センスでフリクリに劣っている気がした。最初の靴のカットの時点で不安は最高に達し、その後は極めてスムーズに失望に移行した。言葉で言い表しづらいが、内容と表現の響き合い、小さな仕草の描写、表情やポージング、カット分け、スクリーンのサイズに対する構図…つまりは全体的に、センスが私の好みでは無かった。 随所にフリクリを彷彿とさせる描写があるが、具体的な表現自体はフリクリのらしさの本質では無いから、そこは楽しめない。むしろ、場面に合わせて都度新鮮な演出を提示してくれるところこそ、フリクリの真価だったのではないか。どうも今回は、前作の水準に至ろうとして失敗した風だった。章分けしているのも、前作の6話分を130分に押し込んだみたいな感じがし、気持ちがよく無い。 高校生の描写は、現代のフツー高校生を描こうとはしているが、リアリティに欠ける。違和感が気持ち悪い。私は「宇宙よりも遠い場所」を思わず連想したが、これに劣る。 音楽使いもよろしくないが、予告編でもあった「Star overhead」と「Thank you,my twilight」は好きだ。 だが最も難点に思えたのは、リズム感だ。全体にちょっと早めな気がする。せっかくのBGMもうまく生きてはいなかったように思う。 宣伝のビジュアルは草野剛デザイン事務所が関わっているのか?キレイで、流石の定着力。それだけに、本編とのギャップが…。
面白かった!が…
モヤモヤが残る作品ではあった。 無印のノリと勢いみたいなものは少なからず感じたが、何処か上品というか整った作品である様に思う。自分が求めていたのは、もっと自由で挑戦的なフリクリだった。 次回作のプログレは、複数監督作であり、20代の監督さんもいるという事で、少なからずProduction IGのチャレンジ精神を感じ、期待せざるを得ない。 取り敢えず、オルタナをもう一度くらい観に行って、プログレに備えようと思う。
変わらぬフリクリに安心はするが
独特の青臭さや投げっぱなしの設定は相変わらず、ティーンエージャー・ミーツ・ハルハラハルコの基本を抑えてあるところは旧作のファンにとっても安心して観れるはず。 脚本的にはこれは劇場用に再編集した方がよかったのかな?OVA一気観はやはり疲れる。 ガイナ時代の終盤に向かうにつれてアホみたいにスケールアップする流れやカタルシスは弱め。 旧作のファンであの雰囲気を味わいたいって事なら十分に満足できる。 今月公開のプログレに期待。
期待しすぎました
公開日に見に行きました。 結論としては期待をしすぎました。 無印の監督鶴巻さんは、ほぼ関わっていないという時点でわかっていたはずですが…、 それでも期待をしてしまっていました。 思い入れが強すぎました。 まずオリジナルの魅力とは何でしょうか。 色々ありますがやはり高い演出力だと思います。 必要最低限まで研ぎ澄まされたセリフ、内容わからなくても目が話せない動きある安定してハイクオリティながらも実験的な作画、pillowsの楽曲の使い方など。 今作はそこらへんをリスペクトしているようですが、力不足です。 セリフ選びは平坦で陳腐だし、作画はバスケのシーンは良かったですが、他は平均的深夜アニメレベルだったと思うし、pillowsの楽曲は同じ曲ばかり流され、使い方も普通のアニメBGMになってしまっていました。 リトルバスターズとか、アイティンクアイキャンを流せばいいんじゃないんです。 たとえば無印、1話冒頭の楽曲の使われ方です。 ワンライフで叙情的なもやもやしっとりから、効果音のみの辛い飲み物を捨てるシーン。 そこからハルコ登場で一変、ランナーズハイの前奏、ベスパでナオタを引いてイキナリ?とマミミカメラカシャーして、吹っ飛ぶナオタ。 その後、歌詞ありAメロが流れおわり、歌詞なしサビ(原曲だと息を止めてずっとのとこ)の部分にストーップ、ストップザネイティブザギャルのあとの間がちょうどきて、曲がその瞬間栄える。(ただ歌詞は抜き、出しゃばりすぎない。) そういった計算された演出が、今作にはありません。 無印 大人ぶる小学生のはなし プログレ 夢がわからない高校生のはなし 物語のアプローチのしかたはいいと思います。 ただフリクリっぽい夢がわからない高校生の話ではなく、夢わからない高校生の話にフリクリ要素をたしただけになってしまったのが残念です。 平凡で退屈。 フリクリを表す表現から一番対局にある表現だと思います。 その作品がオルタナだと思います。 長い上映時間 平凡で退屈でした。
全41件中、21~40件目を表示