「カナブン=海賊王となる前のアトムスク!?」フリクリ オルタナ かつさんの映画レビュー(感想・評価)
カナブン=海賊王となる前のアトムスク!?
【追記】
「『フリクリ』の時に、「ナオ太のいたあの星が、実は火星でした」っていうネタをずーっとやりたかったんだけど、最終的には落としたんですよね。」という鶴巻さんの記事を踏まえて考察。もしかしてカナブン=海賊王になる前のアトムスクでは?あの桁違いのNOや、60年代型のギター。時系列も考えてみると、バイクの入手経路、アトムスクに興味がない…というか知らなそうなハル子。火星移住後の空の色は前作と一緒ですしね。
ナオタとの回想?など引っかかるところも出てきますが、納得できる場面も多いですよね?個人的にOVA版より前の話と考えるとすごいしっくりして追記せざる負えませんでした。追記終わり。
女子高生の日常に焦点を当てた前作よりも大人しい雰囲気。作中でも何度か語られますが今回のテーマは女子高生の日常。それぞれ女子高生としての悩みを抱えた各キャラがハルコを通じながら成長していきます。前作よりも終盤にかけ大規模な事件が起こりますが、テーマにしっかり即し描いた結果、大人しいというイメージがあるかもしれません。パンフレットにプログレに対し雰囲気を変えるためと書いてあったためこれは狙い通りかもしれません。
前作を期待してみると少し期待外れさも、感じられるかもしれませんし、雰囲気も違います。しかしハル子や、多くを語りすぎないエピソード、懐かしのあの曲、終盤のハル子がNO内で見た物など。フリクリらしさは確かにそこにありました。また映画ですが6話構成にしており、映画を見たというより、フリクリを見たという感じです。
何度も書きましたが大人しい雰囲気のため物足りなさを感じられるかもしれませんが、プログレを意識した、前作を意識した作りであると感じます。