劇場公開日 2018年5月12日

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「"怒り"と"恐怖"」私はあなたのニグロではない 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0"怒り"と"恐怖"

2020年4月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

難しい

ジェイムズ・ボールドウィンは「ビール・ストリートの恋人たち」を観るまでは知らなかった、そんな彼の視線から黒人の歴史にキング牧師やマルコムXのことヲ。

未完成の原稿をドキュメンタリーとして映画化、伝記モノとして撮られていたらと思うと尚更、興味深い。

J・ボールドウィンの立場から見た著名な人物との関係性、当時の映像から語られる人種差別の悲惨さ、彼の言葉が胸に突き刺さる。

黒人は"怒り"を持ち、根拠のない"恐怖"を植え付けられたかのような暴挙にでる白人至上主義の恐ろしさ。

本作の原作をプラスしたJ・ボールドウィンのドキュメンタリーとして、深く掘り下げた内容で作られた方が良かったようにも思える。

万年 東一