「今までとは違うトランスフォーマー!」バンブルビー おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
今までとは違うトランスフォーマー!
トランスフォーマーシリーズは、これまで2~3本しか見ておらず、正直そこまでおもしろいとは感じませんでしたが、本作はうまく路線変更し、シンプルながらも魅力的な作品に仕上がっています。
トランスフォーマーといえば、車や飛行機がロボットに変形して大暴れする、大味なSFアクション映画というイメージを持っていました。しかし、本作では、孤独な少女チャーリーがバンブルビーと出会い、彼との交流を通して友情をはぐくみ、成長していく、ハートフルなドラマとして描かれています。
もちろんトランスフォーマーならではの、変形シーンやバトルシーンもしっかり盛り込まれていて、そちらも十分楽しめます。でも、今回はそれはおまけ要素で、なんなら派手なバトルなんかなくてもよかったぐらいです。それぐらい、チャーリーとバンブルビーのやりとりをゆったりと見守っていたい気持ちになりました。
舞台を1980年代に設定し、当時の音楽をふんだんに使ってノスタルジックな雰囲気を盛り上げたことも、本作の内容によくマッチしていたと思います。おかげで、全編通じて温かい気持ちで鑑賞できました。トランスフォーマーの予備知識なしでも問題なく楽しめるので、かわいらしいバンブルビーに興味があれば、ぜひご鑑賞を!
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