「まさかの物凄い感動作!俳優さんはまり役ばかり!」祈りの幕が下りる時 レインオさんの映画レビュー(感想・評価)
まさかの物凄い感動作!俳優さんはまり役ばかり!
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かなり泣きました。
原作未読、シリーズ未聞の鑑賞で、振り返ってみるとやはり東野圭吾っぽい作品だが、そんなに泣いたとは...
俳優さんたちすごい演技を見せてくれたが、ただ意外と阿部寛の加賀役は存在感薄かった。
むしろ松島菜々子さん、小日向文世さん、桜田ひよりさん素晴らしかった。
トンネルで走る「父親」の姿、忘れられないぐらいにずっと頭の中に停まったまま。
小日向さんの演じた父親に本当に感動した...
生死を含め、色々感じさせられたり、考えさせられたり...
俳優さんの熱演だけでも映画館で見ることに値するもの。
それに加えて、
東野式の推理も健在。
日本橋にまつわる橋が重要な手がかりとなるのも、ロケーションをやるのも、かなり「今」現在という時間が感じられる。
ロジックにも、特に問題ない。
事件の関連人物がどんどん出てきて、全てが揃ったようだが、全ての要素を繋げる糸一本だけが欠けているような...捜査物語。
特に物語映画にナレーションのような字幕をつけるには珍しいことでもある。
その辺ドキュメンタリーみたいになってるのも面白いし、スクリーン上の時間もかからないし。
2時間もあるけど全く長いと感じなかった。
これぞ私の求めている東野圭吾映画化。
「祈りの幕が下りる時」
まさにそうだ。
長い間の悲劇、もう幕上がりだと...なんだか人にホッとさせたような気もする。
本も読みたくなるわー
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