劇場公開日 2018年1月27日

  • 予告編を見る

「加賀恭一郎という男」祈りの幕が下りる時 ミツバチば~やさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0加賀恭一郎という男

2018年1月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

加賀恭一郎の過去が、ついに顕になる。
それにしても、なぜ、加賀は人の心に深く入り込むのか。自分の過去と向き合いながら、10年以上も同じ場所で留まり続けられたのか。
この長い物語の、点が線につながるところが、絶妙だとあらためて関心してしまう作品だな。

映画の冒頭、加賀の手がアップになり、細くけれどもかっしりとした長い指が、真っ白いシーツ上にゆっくりと降り、ためらいがちに何かをなぞろうとする、その場面ですでに心を掴まれた気がします。

ミツバチば~や