「対照的な2人の入れ替わり演技バトル」累 かさね 鯨さんの映画レビュー(感想・評価)
対照的な2人の入れ替わり演技バトル
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マンガでも読んで、監督目当てで鑑賞。
人間の中身が入れ替わる話は、演じる俳優で良し悪しが決まるのは当然ながら、
脇を固める俳優陣で嘘っぽくもなると思う。
主演の、土屋太鳳と芳根京子。
どちらも若手で、名前は売れてきたものの、ものすごく演技派かと言われるとそうでもない2人。
特に土屋太鳳は実写化作品に多用され、アンチもそこそこいる。
顔は可愛いのに、体育系大学に入っていることもあってか、骨格と筋肉が女子らしくない。いい子ちゃんの性格のわりに演じると意志が強そうな感じを受ける。
対して芳根京子は、作品によっては化けるが、地味で、カラダの線がいまひとつで、イマイチ芯がないような気がする。
こちらもいい子ちゃんだけれど、土屋太鳳とは対照的で優等生、真面目っ子のイメージ。
土屋太鳳の最期の踊りは見ていて圧巻だった。
芳根京子は時々現れる累とニナの人格が一貫化されていなくふらふらしているような気がした。
最初のあたりの説明台詞がもうちょっとどうにかなればなぁ。
マンガの通りのストーリー展開ではなぜダメなのか…。
脇を固める、浅野忠信の信用ならなさ、横山裕のコレジャナイ感、
全体的にまとまっているのに、なんだかもったいないような印象。
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