劇場公開日 2017年8月12日

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「元々が“殺人術”なので、ハンパないアクションに唸って。それを堪能するための映画。坂口拓ファンの私にはドはまりした作品でした。」RE:BORN リボーン 野球十兵衛、さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0元々が“殺人術”なので、ハンパないアクションに唸って。それを堪能するための映画。坂口拓ファンの私にはドはまりした作品でした。

2024年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

TAK∴(坂口拓)のアクションシーンで「あっ!あれだ!ウェイブパンチだ!」と思ってYouTubeの動画を観直してみるところから始めました。
“ウェイブ”いう技。
格闘技ド素人の私なので、よく理解ができていないのですが。考案者の稲川義貴先生によると「肩甲骨からの波を流す動き」「その波動を利用したパンチ」だそうです。
劇中での拓さんのあの独特の上半身の動きって、やっぱりその型なんだろうなぁ。と、ド素人ながらに見抜きました。
というか、本作を創るにあたって、拓さんが稲川先生から指導を受けて身に付けられた技なのですね。「見抜いた」とか言って不勉強でした。
YouTubeの動画では、稲川先生の一見何気ない動きのパンチを腹に喰らった相手は、あたかも内蔵を抉られたが如くの悶絶をして倒れるんですよ(ll゚Д゚)ヒィー!
先生について、もう少し調べてみましたところ、こうありました。
「ゼロレンジコンバット(零距離戦闘術)」の考案者ということです。何気にカッコいい言葉の響きです。
先生について、いつもの如くWikipediaの丸写し情報を記しますね。
「自身を公に“戦闘者”と名乗り“戦闘者”という名称は“武道家” “格闘家”とは違い、軍事的な「戦闘」にこだわる者という意味」ということです。
なにやら、途端に戦場の硝煙の匂いが立ち込めてきます。ガク((( ;゚Д゚)))ブル
ウェイブパンチについては「体幹を保ったまま、肩甲骨を柔軟に回す“ウェイブ”を基本の身体操作の一つとする」とあります。
さらに、こうもあるんですよ。
「対象を完全に無力化する殺人術に当たるため一般には一切の直接指導を行っておらず、基本操作である“ウェイブ”だけはアクション俳優やスタントマン等が習うことが出来る」ですよ。
「対軍人・対テロリスト用の防衛術のため、一般的な護身術とは一線を画している」ですよ。
殺人術ですよ!ヒィィィィ∑(゚Д゚ll) 対テロリスト用の防衛術ですよ!ガク((( ;゚Д゚)))ブル
そんなの、ふつーに生きてる人なら、使う機会なんて絶対にねぇー!なので、門外不出の戦闘術を身に付けられている方だというのは理解できました。
そのDNAを継いだのが拓さんのアクションだということなのですね。

相変わらずまくらが長い。でも、今回は本作を語る上で外せないことだったので、書き記しておきました。

本作、この零距離戦闘術のアクションが、本当にカッコいいんですよ。生身の人間の手足の動きなのに、研ぎ澄まされた真剣を瞬時に振るう抜刀術のようにも見えて。
銃弾を避ける体捌きひとつとっても、一切の無駄を削ぎ落したシャープな動作です。(私の駄文とは大違いです)
観ていて思わず「ほほぉー!」っと唸ってしまいました。
こういうアクションって、今までに見たようで見たことなかったです。
『ジョン・ウィック』シリーズのスタイリッシュなアクションとは、また違ったカッコよさです。と言うか、元々がリアルな殺人術ですからね。ガク((( ;゚Д゚)))ブル
対テロリスト防衛術と先に書いたじゃないですか。劇中ではそれがとても活きていました。
相手が銃であろうと刃物であろうと、全てを無効化してしまう動き。そんなアクションがたまらなく痛快でした。
見たところ、ワイヤーアクション等の誤魔化しは一切なしでしたし。

お話自体は有って無きが如しなんですよね。敵特殊部隊に拉致られた少女(娘)を救いに行くだけのお話です。
まぁ、その間に特殊部隊の中隊(80人)や小隊(30人)×3を、仲間と三人で壊滅に追い込んでいるわけなんですが。
そんなふうな研ぎ澄まされたアクションを、理屈抜きで楽しむための作品でした。
ちなみにラスボスを演じられた大塚明夫は、スティーブン・セガールの吹替を担当なさっている方だったのですね。
アニメでは『ルパン三世』のPart6からの次元大介も。不勉強もここに極まれりです。

ちょっと惜しかったこともあって。
暗殺者・篠田麻里子のミニスカから伸びる、おパンツ見えそうな美脚 (*´Д`)ハァハァ が、序盤に登場して、すぐにフェードアウトしちゃったんですね。
そーゆー不埒なことを楽しむ作品じゃないのに。ごめんなさい下村監督。

その下村監督ですよ。かの『キングダムシリーズ』や『ゴールデンカムイ』他、私の大好きな『地獄甲子園』『いぬやしき』『GANTZシリーズ』でもアクション監督を務められた方です。
監督は「1度目の鑑賞ではアクションを、2度目以降の鑑賞では、作品のストーリーが持つ表と裏の部分に注意して感じ取って欲しい」と語られていたそうなんですが。(Wikipedia情報)
不埒な私は、2度見でも篠田麻里子の美脚を (*´Д`)ハァハァ と追かけてしまいました。とことんごめんなさい。下村監督。
原案協力には園子温のお名前もクレジットされていました。
冒頭に記した稲川義貴先生も敵役でご出演でした。他にも、いしだ壱成、加藤雅也も暗殺者役でご出演です。
味方役で斎藤工も。斎藤さん、歴戦の勇士の悲哀を漂わせる重要な役どころだったのですが、見せ場がほとんど無くて勿体なかったです。

お話が有って無きが如しなので、点数としては低い評価にならざるを得ないのですが。
研ぎ澄まされたアクションを堪能できたこと、坂口拓ファンということで、ちょっと甘めの採点になってしまいました。
あと、篠田麻里子の美脚を拝ませてもらった加点もありで。←とことんこら!
稲川先生にウェイブの腹パン喰らうぞ!

野球十兵衛、
野球十兵衛、さんのコメント
2024年6月11日

MAKOさん、擁護のコメントありがとうございます。
(;´Д`)ハァハァしたのは、健全な男子の証ですよね(笑)

野球十兵衛、
MAKOさんのコメント
2024年6月10日

篠田麻里子の脚は狙った演出なので、十兵衛さんに罪は有りませんw

MAKO