「まるでゴッホの油絵の中に入り込んだようだ!」ゴッホ 最期の手紙 mango happyさんの映画レビュー(感想・評価)
まるでゴッホの油絵の中に入り込んだようだ!
まるでゴッホの油絵の中に入り込んだようだ。ゴッホの描いた絵画の中の人物が、ゴッホの描いた風景の中を動き出す。ゴッホが描いた絵画の人物や風景をそのタッチのままに用いて油絵が動くように映像化して、ゴッホの死因を探るストーリーの、全編が動く絵画の画期的な映画だ!
とても素晴らしい映像だったが、素晴らしい映像美なだけに、ストーリーがゴッホの死因を探るストーリーになっているのが少し残念だった。
このストーリーが、ゴッホの画家としての歩み、例えば、東京都美術館で開催されているような「西洋の絵画とは違うジャポニスムに出会い、影響を受けて、パリからアルルに移り活動する」ゴッホの画家としての歩みを描いていれば、もっと興味深い優れた作品になったことだろう。
ただ、その場合、オランダやパリで生活した頃は、未だ、後のゴゴッホらしいタッチの絵画が少なく映像化が難しいのかもしれない。
それでも、そのストーリーの方が、魅力あるゴッホの画家としての人生を描く優れた作品になったことは疑いがないだろう。次回、続編は、是非、そのストーリーで映画化してもらいたい。
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