「ドラえもんである必要はない。」映画ドラえもん のび太の宝島 もじもじさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラえもんである必要はない。
子供にせがまれて行きました。
結論から言うとつまらないです。
宝島というタイトルから想像するイメージを悪い形で破ってしまっています。
最終的には家族が大切な宝物的な、陳腐なお涙頂戴ストーリーでした。
途中もストーリーというよりは場を盛り上げるための効果音と、移り変わりの早い場面ばかりで何が起こっているのかつかめませんでした。
前々回の日本誕生日のリメイクから観ているのですが一番不可思議な所は、のび太のママが「私は全部貴方達の事分かっているのよ、フフ」的な視点に立っている事でしょうか?
今回もラストにママが「フフっ、(男の子って)しょうがないわね」というような笑みを浮かべてエンドロールに入るという気持ち悪さでした。
現代の教育や家族が抱える病の、最も深刻な原因を見ているような気持ちになりました。
最早ファンタジーやSFではないですし、子供の夢や冒険では無論ありません。
コレをドラえもんでやる理由は全く無いと思いました。
オリジナルのキャラクターで適当にやってくれれば良いのではないでしょうか。
藤子不二雄先生に失礼です。
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