アメリカン・ヒーロー

劇場公開日:2017年8月1日

解説・あらすじ

特殊能力を持つダメ男が愛する息子のため悪に立ち向かう姿を、「SOMEWHERE」のスティーブン・ドーフ主演で描いたSFアクションコメディ。酒と女とドラッグに目がないメルビンは、実家に居候しながらパーティに明け暮れる自堕落な毎日を送っていた。実は特殊なパワーに恵まれているメルビンだが、その能力も小遣い稼ぎのネタくらいにしか使っていない。そんなある日、元妻との親権争いに負けて息子に近づくことができなくなったメルビンは、ついに改心することを決意。地元ギャングたちが近所の子どもを手なずけようとしているのを見かけ、街にはびこる悪と戦うべく立ち上がる。共演に「絶叫計画」シリーズなどの人気コメディアン、エディ・グリフィン。「ロンドン・ヒート」のニック・ラブが監督・脚本を手がけた。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2017/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」(17年7月15日~8月18日)上映作品。

2015年製作/86分/PG12/アメリカ
原題または英題:American Hero
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
劇場公開日:2017年8月1日

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(C)Amateur Distribution Ltd 2015

映画レビュー

1.5 ポスター詐欺

2026年1月8日
PCから投稿

マーベルもののような邦画ポスターからヒーローアクションを期待して観ると完全に期待外れ。
駄目男が一念発起して活躍するわけでもなく、どこまでも駄目男のまま。酒とヤクに溺れて遊んでばかり、定職にも就かず、パーティーで遊んでばかり。あやうく服役を逃れただけで前科もある。自分が元妻でもこんな男を子供に会わせたくない。というか何故こんなのと結婚したのか。
元妻が引き取った息子に養育費すら払えていない。おまけに裁判所によって会うことも禁止されている。まだ幼い息子本人には幸い嫌われていないようだが、それも時間の問題かもしれない。
息子に会うために何度も変わろうと試みるが何度も失敗しぐだぐだと駄目な日々を繰り返す。撮影方法もセミドキュメンタリータッチで、駄目男の変わることが出来ない様はリアルではあるが、1時間15分ずっと駄目男の生活を見せられるのはキツい。「8Mile」からラップバトルシーン抜いたよりも鬱屈としている。友達にも見捨てられ描ける。主人公が頑張るのはラストのほんの数分だけ。まあリアル路線で言えば良く撮れているのだろうが映画としては面白みに欠けるので星1.5。

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Jax

3.5 不思議な映画だった

2025年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ツネ

4.5 すごく面白い

2024年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

楽しい

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吉泉知彦

3.5 面白くはない。でも大好きな映画

2021年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

だいたいレビューに書いてある通り。はっきり言って全然面白くないと思います。特にタイトルにある、ヒーローの大活躍みたいなことを期待している人には全くおすすめできません。

この映画が優れているのは、つねに客観視点でカメラが付いてきていること。セミドキュメンタリータッチで傍観者を貫きながら、主人公の行動に疑問も文句も言わない。ある意味冷たい観察者に徹底していることだ。

そして男の孤独とどうしようもない閉塞感を残酷に描き出す。見ている人を突き放すようなストーリー展開は、まるで男の友達としてじっと寄り添っているような感覚に陥る。男がダメであればあるほど、何かひとこと言わずにはおれなくなり、イライラが募る展開が連続する。お話としてはかなりのガマンが必要だ。

90分に満たない短い映画なのに、一人のダメ男の人生を見せられた気分になる。そして、もし、この映画にサイキックの要素がなかったらと考えてみるとわかりやすい。男は少なくとも自分の能力を人を傷つけることに使っておらず、見世物やいたずらに自分をなぐさめる程度のことしかしない。

VFXの描き方は大友克洋のマンガのようだ。どうしてこんな見せ方を思いつくんだろう。もともと日本発の表現技法なのに、どうして日本でこんな映画が作れないんだろう。さりげなく本当っぽく見せるにとどまり、派手な演出で空を飛んだり、何かを爆破したりするような見せ場はない。国を揺るがすような強大な敵も出てこなければ、逆らえないような陰謀に巻き込まれることもない。あくまでも手の届く範囲で起きる日常の機微をスケッチしているだけ。そんな日常に、それでも銃とドラッグは自分の家族と友人を脅かすようにはびこっている。

これは、自分では変えることのできない運命に、あきらめとささやかな抵抗を繰り返し、落ちるところまで落ちるダメ人間の物語だ。でも男が勝ち取る息子との幸せな時間は、何物にも代えがたい至福の時だ。それを美しく、あまく、爽やかに描き出したラストに、本当に感動した。私はこの映画が大好きになった。

2018.4.3

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うそつきカモメ