パーフェクト・レボリューションのレビュー・感想・評価
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永遠に生きられるだろうか 永遠に君のために
出たスーパースペシャル恋愛映画!!!!
ようやく当たりの映画だ、長かった。もう本当まじで…めちゃくちゃめちゃくそ面白い、面白すぎる、大好き過ぎる作品!
2時間中、ずっとハラハラするし、傷つく事も散々あって、随時へこむし随時腹立つし随時辛くなるけど、そこを超越するリリーと清野菜名ちゃん、2人の恋愛は胸がいっぱいになって張り裂けそうだった。こんなに普遍で真っ直ぐで熱いことってあるのかな。恋愛映画であるあるのキュンではなく、頭がのぼせて身体が火照る熱さの恋愛だった。勿論ただの恋愛映画では無く障がい者の性とか精神病を患った人達の社会問題も実在の人物の話を元に描いているのだけど、全てひっくるめて最高の映画だった。
リリーフランキー。リリーフランキーは…どうしてあんなにカッコいいんだろう、全身から放出される「モテるオーラ」を身にまとっているから、どんな役をやっても彼に恋する女が出てくる展開には必然的に説得力が出てくる。ナチュラルな演技と存在感でどの作品でも光ってるけど、今回のは「ぐるりのこと。」の次に良い、ってぐらい良かった。
清野菜名ちゃんも超良かった。この作品で賞をたくさん取るんじゃないかなとリリーが言ったようだけど本当にそう思う。
常に感情の起伏が激しくてハイテンションで、演る人が演れば見るに堪えないとんでもない人物だけど、この女の子の良い面も画面から十分伝わってきて、こんな彼女を徐々に好きになってしまうリリーの気持ちがこっちにも理解できた。恋愛ものにおいて、男女それぞれ、何でこの人の事を好きになったのかが第三者にも分かるのは重要なポイントでそこを思っきしクリアしていた。
色々問題が起きて何度も引き離されることになる2人だけど、2人が一緒にいるシーンになるとこっちがホッとして、そして幸せな気持ちになる。一生一緒にいて欲しいなと思う。
『永遠に生きられるだろうか 永遠に君のために』という歌詞がクマ(リリー)とミツ(清野)の関係性にぴったりだから、と「BABY BABY」を挿入歌で使わせて欲しいとリリーフランキーが峯田和伸に相談して、劇中で流れることになったこの歌も気持ち良かったし心にきた。
大好きなお気に入りの一本。
好奇の目で見つめている自分がいたたまれなくなる。
障害者だから、"セックス"を語ってはいけないのか? 人間としてのあたりまえを訴え続ける活動家・熊篠慶彦(クマ)の実話を、リリー・フランキー主演で映画化した。
エッチ大好きな"クマ"は脳性マヒを抱え、車イス生活を送りながら、障がい者にとっての性の理解を訴える活動を続けている。そんな"クマ"が、20歳も年下の風俗嬢"ミツ"と恋に落ちる。そんな"ミツ"も人格障がいを抱えていた。演じるのは、清野菜名。
障がい者同士の純愛を描きながら、そもそも、普段からエッチなオヤジを醸し出しているリリー・フランキーのハマり役である。
二人の車イスでの騎乗位や、自身のオナニー動画を公開している、"クマ"のわいせつ描写は直接的ではないが、基本あけっぴろげな作品である。
皮肉なのは、健常者なら平凡すぎてつまらないラブストーリーが、映画としては興行になってしまうこと。出演者の演技力で支えられているが、そんなに特殊な撮影技法を使っているわけでもないし、ふつうの映画。
熊篠慶彦の伝えたい"ふつうの行為"を受けとらなければならないのに、"好奇"の目で見つめている自分がいることに、いたたまれなくなったりする。
(2017/9/30 /TOHOシネマズ新宿 /ビスタ)
泣いた
紙一重
リリーフランキーいいよね
銀杏ボーイズ Babybaby 最高
はちゃめちゃでまっすぐでかわいらしかったです
普通の恋愛ものに思えてくる
脳性マヒのクマと人格障害(パーソナル障害)のミツ、そんな2人の恋愛。
夢と希望を持ってよいのか、結婚が許されるのか…(という表現になってしまう)
やはり現実は甘くない。
明るいシーンもありますが、苦しくいたたまれないエピソードの数々。
リリー・フランキーさんの演技が光ります。
身体的特徴をよく捉えているのはもちろん、淡々とした表情と訥々としたしゃべり方が素晴らしい。
理不尽な扱いを受け続け、何回も諦めることを余儀なくされてきたクマ、だからといって無暗に自己を貶めることもなく人生と向き合ってきたクマ。
彼の存在が、すごく伝わってきました。
そしてクマが「身体が動かないことを除けば本当に普通」なので、ミツとの恋愛も、いつの間にか「こういう感じのハチャメチャなカップルいるよなぁ(もっとスゴい小説あるし)」と思えてくる。
「障害者のセックス」はセンセーショナルな切り口ですが、色々考えさせられるとても真摯な作品でした。
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