「クルマに興味なくてもエキサイトできる暴力多めの娯楽映画」ベイビー・ドライバー 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
クルマに興味なくてもエキサイトできる暴力多めの娯楽映画
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天才的な運転テクを持った、まだ幼さが残る青年“ベイビー”が主役のカーアクション映画です。
ベイビーの存在感もさる事ながら、やはり脇を固めるドク(ケヴィン・スペイシー)の存在が余りにも際立っています。ケヴィン・スペイシーの映画界返り咲きを心から願っています。
他にもヒロインのデボラ、いちゃつきすぎのバディとダーリン、下衆いバッツ、ベイビーの養父の存在も大きいです。何よりノリのいい選曲の数々に嫌が応にも口角とテンションが上がります🥴
110分を超える映画でありながらテンポがよく、尺の長さを感じさせませんが、ひとつ気になる点はベイビーとデボラのロマンスです。
出会ってたった数日で、犯罪の世界に身を投じる程、本当に意気投合出来たのか。
年頃の女の子が、5年もの長きに渡り男の刑務所での勤めが終わるのを一途にただ待つ事が出来るのかなどが気になってしまい、心から祝福する事が出来ません(ひねくれて歳を取るといけませんね😅)。
ロマンス面では「ホントかよ〜」ですが、娯楽としてはこの上ないほどに完成度の高い優秀な映画です。考えてみれば、カーアクションがそもそも非現実的なので、ロマンス面も非現実的でいいのかも知れませんね(笑)
暴力描写や汚い言葉遣いは多いですが、家族で観ても良いんじゃない!?と私は思います。
休みの日の夜にでも是非どうぞ🖐️
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