「クライムアクションではない」ベイビー・ドライバー Youjeanさんの映画レビュー(感想・評価)
クライムアクションではない
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冒頭からの第1犯罪はカーアクションと音楽との同期も完璧で、痛快なオープニング。しかし第2犯罪以降どんどん犯行の手口が荒くなっていく。ベイビー(アンセル・エルゴート)以外の犯人も粗野で悪意に満ち溢れ、ひとカケラの共感も持てない。さらに首謀者ドク(ケビン・スペイシー)の冷徹な判断もどこか甘い。終いには悪役らしからぬ最期を遂げる。
とても痛快アクションモノとして楽しめる作品ではない。それでもベイビーとデボラ(リリー・ジェームズ)の関係性から救いのあるエンディングを迎えるところは意外性あって面白かった。
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