「カーチェイス、だけじゃない。」ベイビー・ドライバー だいきつさんの映画レビュー(感想・評価)
カーチェイス、だけじゃない。
久しぶりに予告を見て
絶対観に行こう!と思えた作品。
冒頭のカーチェイスは圧巻。
音楽・リズムにリンクする映像も圧巻。
今まで観てきた中で過去最高の
「リズミカルな銃撃戦」は、なんかもう
狙いすぎてて、圧巻半分・苦笑い半分(^^;;
これ、作中の楽曲を知ってる人は
相当楽しかったんじゃないだろうか?
ほとんど知らなかった自分でも
結構楽しめたのだから。
「カーチェイス版ララ・ランド」
という言葉が一人歩きしているが
実際見終わってみると
どちらかというと「カーチェイス」に
重きを置いてないんじゃないかと思えてしまう。
カーチェイスに引っ張っていってもらうのは
前半だけで後半は違う展開になっていく。
なので最初から最後までの
怒涛のカーチェイスを期待して見にいくと
後半残念な思いをするかも。
個人的にはその後半への流れは
良かったと思う。
テンポのいいカット割りに
相変わらず見事にシンクロする音楽。
久しぶりに見たケビンスペイシーも
ぽっちゃり具合も相まって
インテリ系悪役がはまっていた。
マイナスポイントとしては
・後半、怒涛の勢いで人が死んでいく
・なんで最後、ケビンはあんな「いい人」に?
・無理に持っていったようなハッピーエンド?
個人的には、
実は一番のサイコパスは
ベイビーでした!ってくらいの
エンディングが欲しかった(^^;;
でもここ最近の映画の中では
群を抜いて面白かったし
新しかった。
久しぶりに
「誰かに教えたくなる」
そんな映画だった
蛇足。
同じコンセプトで
邦画作って欲しいなぁ。
でも邦楽では無理か?
昭和歌謡と映像がキレッキレにシンクロする。
個人的にはすごく観て見たい!