「リズムネタ」ベイビー・ドライバー いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
リズムネタ
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そんな題名だと誤解される付け方になってしまうか・・・ 別にディスってはいない。寧ろ新鮮に興味深く鑑賞した程だ。昔からこういう演出手法は(多分カテゴリ名というか、名称はあるのだろうが、未調査)、CMとかの短時間で、単純なテーマに用いられたように記憶している。具体的には、車メーカーのレクサスのCMなのだが、クラシックの有名な曲に合せて、物事が動いていくという感じだ。その曲の有名なフレーズのリズムや印象深いスケールにピッタリとシンクロしていくのは確かに観ていて心地よいし、小気味よい。何となくノリでどんどん観やすく進んでゆく。勿論デメリットも多いのだが、やはり人間は、川は下に流れるように楽な方楽な方に流れて行ってしまう(泣
そして往年のハリウッドを思わせる、今流行りの『白人至上主義』的、肌の白い金髪の登場人物が出てくるところも又分かり易い。
ラストのオチも又、途中まで『ボニー&クライド』オマージュなんだが、結局はハッピーエンド。じっくり腰をすえて観ると言うより、まるでロックコンサートを観る感覚で相対するのがこの作品の接し方なのだろう。そんなスタイルを確立するヒントにもなりえるような作品だと感じる。テーマそのものは青春映画そのもの。これもまたジャンル映画として一つの決まりに沿った展開になっているから観やすい。
たまにはこんな映画も良いかもしれない。複雑にこねくり回している映画が続くと疲労感半端ないしね。
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