伊藤くん A to Eのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
脚本家が伊藤君AからDまでいっとるのに気付かないことが、ストーリー全体の面白さになっていない。しかもほぼ最後まで脚本家だけわかってなかったという展開。編集者からAとBの時点で指摘あるのに、ただの偶然そんなわけないとか言っとる無能。シナリオ教えるくらいの立場なのに。
伊藤君はキモいアホの嫌われ者かと思ったが、傷つきたくない、みじめな気持ちになりたくないみたいな考えのもと行動していて、伊藤君と出会った者は人生停滞した状況から1歩踏み出せたみたいな話だった。
戦ったら負けるから戦わない、みたいな弱者的な思考の伊藤君をみて私は違う!みたいになるということなのか。脚本家の闘志も再燃焼、ただ良くはなかった。
原作ファンです
柚木麻子が好きで原作を読みました。かなり引き込まれ、ワクワクドキドキしながら読みました。
ドラマも観ました。
正直ドラマだけでもよかったかな…という感じです。ドラマできちんと完結させればよかったと思います。
前半はまぁまぁよかったのですが後半グダグダで最後の伊藤くんと莉桜の対峙はクライマックスのはずか眠くなりました。
伊藤くん=岡田将生はナイスキャスティングでした。
えーヤラレタ。
ほとんどテレビドラマの編集。オリジナルは10分あったかどうか。テレビドラマは面白かったのに期待外れ。テレビ見てない方向けです。テレビ見た人は辞めたほうが。ストーリーはかなり楽しめます。念のため。
刺さる言葉でぐっと来ました!
まず、配役がみんなぴったり!
岡田くんは、伊藤でした。
木村さん、すれてて良かった。
最後のandropのエンディング、良かった!
それぞれの女性、可愛かった。
伊藤の気持ちに共感しつつ、それを打ち消すリオの言葉がラスト気持ち良かった。
なんだろう。
意見は分かれるかも。私にはマッチしました。
厄介な女!!
原作本の帯にもある通り、こんなクソ男がいますよー!!という映画ですが、彼は完全にネタキャラで少女漫画に出てくる空想の男性像に過ぎないと思います。伊藤くんは噛ませ犬で、中心人物の脚本家は狂言回しにもなれておらず、仮にもセミナーやカウンセリングで食っているにも拘らず、他人を見下す性格の厄介な女なのが、私は不快で仕方なかったです。ラストもネタにされた女性たちではなく脚本家が映って終わるので、彼女は原作者自身なのではないでしょうか。また、伊藤くんが童貞なのをバカにされ童貞である事は恥ずかしいという女性原作者の価値観が浮き彫りになりますが、童貞である状態を維持しているという事は、女性に対して未だ夢や理想を抱いている時期が続いているという事も考えられるので、私から見たら正直羨ましい部分も大きいです。また勝ち負けは政府やマスコミに盛んに植え付けられた概念だと思うので、良い年をしてそれに囚われた人間を見るのは悲しいです。一見知的なようで原作者の思慮が単純で浅いと思いますが、観た後で毒を吐き合ういう話のネタにはなる映画だと思います。
大人女子には刺さる
ドラマでハマり、小説も消化してから劇場で見ました。去年からずっと劇場版を楽しみにしていたので、ようやく見られて嬉しいです!
女性なら、A〜Eの全員に対して少なからず共感する側面があると思います。伊藤くんというのは自分を写す鏡であり、彼を通して自分を見つめることで強くなる女性たちに愛着が湧きます。
以下ネタバレ
特に矢崎莉桜は、劇場版の主人公としてキャラが強化されていて、彼女に感情移入することで思わずこちらも涙を流すシーンが数カ所ありました。
毒を吐いて煙を吐いて過去の栄光の貯金を切り崩して腐っていく莉桜ですが、さいごに良い感じに前向きになれたのもやはり伊藤のおかげなんだなと。
伊藤役の岡田さんが色白で細長くて儚げで美しいので、だんだん幽霊的な、ファンタジー風な存在に思えてきました。なので一貫して不気味であって欲しかったのですが、途中涙を流すシーンがあり、それは個人的には人間味が出てしまって、不要だったかなと感じました。
ドラマ版よりも田村Pの描写が増えていたように思います。未完成だった若かりし莉桜を、良くも悪くも完成に導いた田村P、ドラマでは敵か味方か分からなかったのですが、映画では、ちょっとだけ良い人風味が増していたように思います。彼にとって結婚と仕事は別のビジネス、そう割り切っていながらも、心の底では莉桜を応援してしまう、そうであってほしいです。でもどうかな、やっぱりわかりません(笑)
代わりにクズケンのシーンが減りました。そして中村さんドラマより少しふっくらしたように感じました。原作に寄せたのでしょうか?キャラ的に美青年というよりは、いいヤツという立ち位置ですし、男性陣のバリエーションが出来て良かったなあと思いました。
さいごに、A〜Dの中で特筆すべきは、エライザさんのキュートなお尻!……でしょうか。かなり釘付けになりました。
映画全体の感想としては、刺さる人には刺さると思うのですが、ちんぷんかんぷんに思う人もいるかもしれません。わたしは大好き、また見たいです。
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