「一度目の決断は躊躇い」女は二度決断する 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
一度目の決断は躊躇い
例え裁判に勝っていても終身刑ならば納得していたのか、死刑の判決が下ったとしても彼女自身の生きて行く目的や希望は既に無く。
だからこそ、二度目の決断に至ったのでワ!?
裁判のシーンが長く続き理不尽な判決を言い渡される反面、観ている側はそれ程歯痒い気持ちにもなれず、彼女に対して感じる何かも希薄に。
葛藤や困難、苦悩があるのだけれど本作の映画としてはその感情が伝わらず、淡々と都合良く進む物語があるようで、ラストを含めた監督の演出など全体的に雑さを感じる。
ファティ・アキンは「ソウル・キッチン」がイマイチで本作含め個人的にハマれない監督と、今年公開の新作を観るのはやめようと決断した。
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