顔たち、ところどころのレビュー・感想・評価
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やってることは面白い。
へぇ、そんな活動をやっているアーティストがいるんだって、興味深く思いました。
フランス各地を巡るロードムービーだったので、美しい風景も楽しめました。
感受性の違いなのか、私にはずっしりくるような大きなお土産はなかった。
気軽に見れて、優しい気持ちになれる映画だとは思いました。
二人のアーティストの眼差しが優しく暖かい。
フツーの人の顔写真を大きく引き伸ばして街中の建物やコンテナに貼り付けていくことで、街も人の表情も劇的にハッピーになるという、二人のアート活動がなんとも愉快で楽しいです。アートの力と言うより、こんなことを思いつき実行するアーティスト二人の暖かい人柄に惹かれました。
作品がいい
大写しにされて張り出された顔や全身像がいいの。大きく引き伸ばすとなんか面白いんだよね。
フランスの女の人は年取っても可愛いんだよね。秘訣はなんなんだろ。100歳の女の人でも膝丈スカートでくるからね。
ゴダールからむところは、良く解んないの。好きな人は嬉しいんだろうな。
フランスアートの入門書。
アートって?映画の途中で考え出した。
フランスの映画は正直、苦手としてきた。
現実と幻想が入り交じり何が何だか分からなくなる。どんな作品でもそう感じてしまう。
そんな自分にはとても分かりやすいフランスのアート入門書となった。
老ヒロインが言う。「自由な発想こそ大切なのよ。それを人々と分かち合いたいのよ」と。
なんかフランスのアート全てを言い尽くしているようなセリフだと思った。
起承転結、わびさびのメガネを我らがかけていることを改めて気付かせてくれる映画だった。
老ヒロインが素晴らしい。
若者も素晴らしい。
登場するフランスの民、みんながちょっびり照れた誇りに満ちて素晴らしい。
なかなかに素敵な作品でした。
アートが街と人を
励ます、元気にする、どうだろう?
普通の人の写真を巨大に引き伸ばして色んな所に貼るという、言うだけなら単純な試みが、人を惹きつける、被写体を励まし、その場を違った空間に変えてしまう!
風景とアーティスト2人の関係とか、とても美しい映画だった。
可愛らしいドキュメンタリー
ドキュメンタリーは苦手だが、これなら観られるかなと思った。JRの優しさに関心するとともに、アニエスのゴダールへの夢心地な愛情が、可愛いと思った。
登場人物には、名前がない。人の顔を写真に撮って、建物などに貼るという発想が面白いと思った。
全体を通して、可愛らしく、おしゃれな映画であった。
素敵
ポップでキュートでシリアスで。アニエス・ヴァルダが可愛くて、JRは優しい。
冒頭からドキュメンタリーとしては大分作り込んだストーリーがあることは感じさせるけど、あの2人が並んで立っているだけで映画としては成功な感じがする。
ちなみに私は芸術にさっぱり疎いのだが、それでも楽しめた。すごい...かっこいい...素敵...いつまでもつのかしらあれ...ああいう風に撮られて残されるってどういうどういう気持ちなのかしら...(語ってるのとはまた別に)とか色々考えながら観た。
明るいだけでなく人生について考えさせられるところもあり、素敵なロードムービードキュメンタリーであった。
黒眼鏡は良かったね。そして最後JLGに会いに行くところ、映画としては最高のラストだと思う。その場にいたらキレたと思うけど。
肩の力が抜けて、心が暖かくなった。
JRとアニエス。素敵な現像トラックに乗って、その土地土地に生きる人(時には動物)を写し、巨大に現像し、建物に貼ってしまう。喜ぶ人、居心地悪いと照れる人。ただ貼るだけじゃない。どうして本人や、そこに生きる人達の心を打つのか。どうしてでしょう?それをこの映画を観た人と話したい。
言葉にすれば単純だけど、この映画には愛が溢れている。とはいえ、そんな単純でもない。JRはサングラスと帽子を片時も外さないし、ゴダールは、会いに行ったのに、メッセージだけ。世の中に、愛はあるが、それだけで満たされているわけでもない。孤独や傷付くことへの恐れ、失望、隔たり、意見の違い。愛を、求めたり貰う側になることばかり望んだら、世の中は息苦しく、不機嫌な顔たちで埋め尽くされる。仕事に打ち込む、誇りを持って生きる、そういう日々のどこにでもある暮らしが尊い。そんな風に生きる人がいる限り、世の中に愛は創られていく。海岸の朽ち落ちた要塞に貼った写真は、翌日には跡形も無く消えていた。人間の為すことは儚い。一人の人生は、一瞬のこと。写真もまた一瞬を切り取るもの。切り取られた自分を、言い訳せず「素敵だ」と言える人に、自分もなりたい。
尊厳
農夫、ウエイトレスさん、年金生活のおじいちゃん、湾岸労働者の妻達。アートって、インテリやお金持ちだけの高尚なものじゃない。私達の存在そのものがアートなんだ。皺だらけで埃を被った労働者達の顔を建物に刻むことは、人間の尊厳を刻むこと。だって彼らの顔ときたら、嬉しさと誇りで満ち溢れていたもの。
とっても好きな作品に出会ってしまった
ストリートアートディレクターのJRが映画監督のアニエスとフランスを回りながら色んなところで作品を作っていくって言うドキュメンタリー。
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ドキュメンタリーだけどドキュメンタリーっぽくなくて、ロードムービーみたいな。二人の関係性がすごく良い。おしゃれ。
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そして一つ一つの作品全部がインパクトあって好き。特にコンテナに港湾労働者の奥さんの写真が貼られたところが好き。女の人を力強く表現してるのが良い。
JR、ナイスガイ!アニエス、いいコンビ
巨大写真を壁に貼るアートで日本でも人気の若手アーティストJRと、フランス映画の大御所アニエスの凸凹老若男女コンビのロードムービー。
アートも美しくて誰もが理解しやすい作品だし、いい感じに脚色されていて鑑賞しやすい作品。
最後の最後にゴダールが絡んで来るのだが、やはり面倒くさくて、JRとの対比が面白い。
グッバイゴダールを観てからのこの流れ、良かった!
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