「フランスアートの入門書。」顔たち、ところどころ エクさんの映画レビュー(感想・評価)
フランスアートの入門書。
アートって?映画の途中で考え出した。
フランスの映画は正直、苦手としてきた。
現実と幻想が入り交じり何が何だか分からなくなる。どんな作品でもそう感じてしまう。
そんな自分にはとても分かりやすいフランスのアート入門書となった。
老ヒロインが言う。「自由な発想こそ大切なのよ。それを人々と分かち合いたいのよ」と。
なんかフランスのアート全てを言い尽くしているようなセリフだと思った。
起承転結、わびさびのメガネを我らがかけていることを改めて気付かせてくれる映画だった。
老ヒロインが素晴らしい。
若者も素晴らしい。
登場するフランスの民、みんながちょっびり照れた誇りに満ちて素晴らしい。
なかなかに素敵な作品でした。
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