家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。のレビュー・感想・評価
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悪くない。意外に、深い話。
2010年に、「Yahoo!知恵袋」に投稿された“お悩み”が元ネタ。
実話です。元ネタも、リアルタイムで知っているんですよねぇ。もう、そんなに昔の話ですか。確かにね、急に奥さんが死んだふりを始めると、驚きますよね(笑)
「妻が死んだふり」と言う所は事実だと思いますが、その他のところは脚本ですよね?でも、ぶっ飛んだことを仕掛けてくる“ちえ”の人となりが、わかるような話になっていて、中々ハートウォーミングです。
「月がきれいですね」・・・。そうか、そんな事だったんだな。そして、「死んでもいいわ」・・・。なるほど。知らんかった。後者は、都市伝説だと言う話もあるようですが、ロマンティックです。
世の中、パルムドールの話でいっぱいですが、こちらの作品も中々いいと思いますよ(笑)
タイトルのインパクトを越えるほどでは
榮倉奈々の演技は抜群にいい。それだけはおススメできる。とにかく愛嬌と労りのかたまりのような可愛い奥さんだった。
ただ、話のスジに説得力が欠ける。なぜ執拗に死んだふりをしていたのか?
あれだけの労力を使い、旦那が嫌がっているのに自分本位すぎだ。旦那に何かしらの落ち度があったとしたならしょうがないが、物足りないにしてもいい旦那じゃないか。
愛してるから、だけが理由でいいのだろうか?
「ああ、なるほど!」とうなずき、一筋の涙を流してしまうようなきっかけが何もない。では、母親のことが理由?、それならちゃんと口で言えばいい。旦那は(旦那の同僚とは違って)そこまで鈍感ではないよ。クリーニング店主や同僚の妻に見せたような素直さと細やかさをもっと旦那にみせてあげればいいのに。世の亭主の何割かは、ここまで我慢せずに間違いなく爆発しますから。思っていても、口に出さなきゃ伝わらないよ。榮倉奈々の可愛さだけで成り立っている映画だった。
ちなみに「月が綺麗ですね」って、まあ文学好きにはよく知れたフレーズなのだが、せめて死んだふりの理由として、「(あなたのためなら)死んでもいい」の解釈を膨らませてくれれば納得できたかもしれない。まあ、それでも遠回しすぎてイライラしてしまうが。
星勘定は、榮倉奈々の可愛さだけで。
自己チュー
出落ち
表題ほどのインパクトは作品にはなかった。
ほぼ、笑い所は前半戦のみだった。
夫婦のあり方なんてものがテーマであるのだろう。色々な形があって然り。
作品自体としては、ぼんやりのんびり進んでいくような感じで、後半では若干飽きてきてた。深夜番組のようなノリで幕開け…尻すぼみになっていくような感じか。
何故、死んだふりを続けるのか?
その答えを後半に話し出すのだが、サイレントになってて会話が聞こえてこない。
その理由に夫も共感し、今度は夫が死んだふりをしだす…。
モヤモヤ感しか残らないエンディングに、カチンとくる。
観客に会話の余地を残し、夫婦にもソレが必要なんて事なのかもしれないが、どうにも釈然としない終幕であった。
拾い上げれば、色々教訓じみた事柄がありはするのだが…どおにも表題とのギャップを感じずにはおれなかった。
「頑張らなくていいんですよ」と妻は再三話すのだが、妻は相当頑張ってるよね。
毎日、趣向を凝らした死んだフリをして、お料理にも工夫して、パートに出かけ、パート先のご主人にお弁当まで作ってる。
おまけに、このご時世にラブホを「お城」なんて言い出す始末。
3年経っても敬語を使うとか、何だろか?
そんな事をあれこれ考えていくとキャラが破綻してるんじゃないかと思えてしまう。
榮倉さんのお芝居は凄く良かったんだが!
そもそも…映画にする程のネタなのだろうか?大いに疑問だ。
題名はインパクト大ですが
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