「出落ち」家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
出落ち
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表題ほどのインパクトは作品にはなかった。
ほぼ、笑い所は前半戦のみだった。
夫婦のあり方なんてものがテーマであるのだろう。色々な形があって然り。
作品自体としては、ぼんやりのんびり進んでいくような感じで、後半では若干飽きてきてた。深夜番組のようなノリで幕開け…尻すぼみになっていくような感じか。
何故、死んだふりを続けるのか?
その答えを後半に話し出すのだが、サイレントになってて会話が聞こえてこない。
その理由に夫も共感し、今度は夫が死んだふりをしだす…。
モヤモヤ感しか残らないエンディングに、カチンとくる。
観客に会話の余地を残し、夫婦にもソレが必要なんて事なのかもしれないが、どうにも釈然としない終幕であった。
拾い上げれば、色々教訓じみた事柄がありはするのだが…どおにも表題とのギャップを感じずにはおれなかった。
「頑張らなくていいんですよ」と妻は再三話すのだが、妻は相当頑張ってるよね。
毎日、趣向を凝らした死んだフリをして、お料理にも工夫して、パートに出かけ、パート先のご主人にお弁当まで作ってる。
おまけに、このご時世にラブホを「お城」なんて言い出す始末。
3年経っても敬語を使うとか、何だろか?
そんな事をあれこれ考えていくとキャラが破綻してるんじゃないかと思えてしまう。
榮倉さんのお芝居は凄く良かったんだが!
そもそも…映画にする程のネタなのだろうか?大いに疑問だ。
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