「"ジョー・オーバニー"」LOW DOWN ロウダウン 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"ジョー・オーバニー"
50年代〜60年代には重度のジャンキーだったらしいジャズメンのピアニスト、"ジョー・オーバニー"を恥ずかしながら始めて知った。
70年代に入り復活して精力的に活動していたようだが、本作は正に70年代の彼を娘の視点から描いているような伝記映画である。
娘思いで優しい父親とそんな"ジョー・オーバニー"を尊敬し健気に寄り添う娘を中心に仲睦まじい親子って、簡単には行かない。
いや、父親思いの優しい娘がどんな状況でも見捨てずに尊敬も薄れず父親を愛し続けた健気さが描かれた本作で、ダメ親父も懸命に父親であり続けようとしていたのであろう。
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