「偏見無しにおもしろい」ヒットマン:インポッシブル にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0偏見無しにおもしろい

2022年1月20日
PCから投稿

ハンガリーの映画と意識して観たのは初めてかも。
実際の障害者が主役の映画って初めてかも。

知らない国の、知らない俳優の、
障害という知らない生き方の、
殺し屋という知らない職業の…
どう頑張っても1枚フィルター(偏見ともいう)を通して
見てしまう。

「車いすの殺し屋」という発想がまず面白い。
それを手伝う仲間も車いすというのも面白い。
それぞれの生活や、殺し方、プライベートな話も
ちゃんと車いすありきのストーリーになっていて、
そこがよい。

劇中のコミックやそれを使ったグラフィティ、
BGMなんかも映画に合っていて、
なおかつシャレてる。

タイトルの「ヒットマン:インポッシブル」だけ、
どうしてもダサい。原題は知らないが。
このタイトルで、あのポスターでは見る気なくす。

あ、よく考えたら、
ハンガリー映画も実際の障害者が主役の映画も
見たことあったわ。

にゃろめ