バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍のレビュー・感想・評価
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女の人は戦争に行かないで・・。
最近、フィクションであっても女性が傷ついたり、死んだりってのがダメになった。
年齢に関わらず、国籍に関わらず、宗派に関わらず・・。
たとえ悪女であっても、生きていて欲しいのだ。
なのに、なんでこんな映画、見ちゃったんだろう・・。
ただ、映画としては面白かった。
実話らしいけど女性だけの部隊が訓練され、戦場に赴くわけで異色の戦争映画になっている。
DVDレンタルでうちの小さなテレビで見たけど、自然に引き込まれ、最後まで集中できた。
悲惨なシーンも多かったけど。
現在、多くの国に女性の軍人がいるけれど、あんまり危険な任務には就かないで欲しいな。
男女同権とはいえ。
オバタリアン≠バタリオン
第一次世界大戦実在したロシア婦人部隊のお話。
亡き婚約者の為、お国の為志願する女性もいれば、お金の為、好きな夫の側にいたいとの安易な理由の為志願する女性も。
女性あるが故の性格及び能力差、境遇を戦争に当て嵌めていく展開には、(戦争なのだが)スポ魂要素の方が強い。
最初は不慣れでも徐々に軍人意識が芽生えていく彼女たち。
ドイツ軍との戦争シーンも悪くない。
強き女性を演出するのは良いが、描き方が綺麗すぎて第一次世界大戦中には見えない場面もある。
また、ロシア軍前線男性陣の呑気さもマイナス要素。
もっと女性陣と一緒に活躍して頂きたかった感満載だ。
肝っ玉母さん体型の隊長
ロシア映画なんてほぼ観たことがない。が、予想より良かった。
ボチカリョーワ隊長を演じるおばちゃんが侠気溢れる勇敢なドラム缶で、終始この人がいい味を出している。男の兵士たちだけで構成されたどうしようもないクズ連隊との対比。面白いね。
結局、露助の呑ん兵衛野郎どもがやる気を出したのは最後の最後、もともと革命直後の下克上上等!の状態にある兵士らを前に、参謀本部から来た佐官が「ここには士官はいねぇ!」と啖呵を切って肩章を剥ぎ取ってからだ。なんじゃそりゃ。もっと早くやる気出せ。
ロシアの第一次世界大戦
第一次世界大戦時、ロシアは革命後の混乱で軍隊は統率が取れていなかった。
ドイツに攻め込まれ、バタリオンという婦人部隊を編成し、前線に投入する。
ロシアの過酷な歴史を背景に、最後まで一気に見せてくれる。
毒ガス攻撃がデフォルトの1917年、第一次世界大戦末期の実話ネタ
バタリオンとは大隊の意味
マリア・ボチカリョーワ大隊長は実在
GIジェーン以来の女性の坊主シーン、しかも大勢。
やる気ゼロのロシア男衆
卑怯なドイツ兵
とプロパガンダの匂いがプンプン
その分大作になってる。
プロパガンダ
第一次大戦時に実在したロシアの女性部隊「バタリオン」の結成から最後の戦闘までの話。
一昔前のスポ根ものかという様なチープでリアリティがないオママゴトの様な演出と展開で、迫力不足だし苦笑してしまうシーンもチラホラ。
女性部隊という存在はプロパガンダの役割もあるし、現在に至って映画の謳い文句にもなっているというのが何とも面白い。
作品としてつまらなくはないけど、本格的な戦争映画や、それに付随するドラマ等、重々しいものはなかった。
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