方舟の女たちのレビュー・感想・評価
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スタンダードポルノ映画
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いきなり別の話だが、驚いたことにテアトル新宿でも、女装ッ子が来ていたのは、もしかしてオークラ映画の仕込み?なんだかゲンナリするから入場規制して欲しいものだ。
本題に戻るが、この作品がポルノ映画としての最も大事な定義であるところの『ヌケる』という要素を、きちんと織込んでいたように思われる。それぞれの女優の濡れ場での喘ぎ声、仕草が、AVのそれと近い演出になっていたのではないだろうか。そういう意味ではもしかしたら将来的にAVと18禁映画はその境が滲み交わるのかも知れない予感があるような・・・
方舟=通勤電車に喩えて、同時刻に痴漢をされている3人の女のそれぞれの過去現在未来を3話のオムニバスで繋げる群像劇となっている。奇しくもプロットは、同時上映の『恋愛図鑑』と同じ、というか監督が同じだから(汗
一人は都合の良い女、一人は上昇志向の女、一人は仕事一筋の女。そんな女達が、上司や結婚詐欺師、痴漢犯人達との交わりの中で、人生が翻弄されつつしかしそれでも変わらず方舟は人を運んでいくというストーリー。ドラマと言うより、日常のほんの変わったスパイスを切り取った内容だ。勿論、その先の未来はもう少しビターかもしれない予感を孕みつつ、快楽には逆らえないという、エロ漫画純度の高い作品に仕上がっている。まぁ、そもそも痴漢テクニックにメロメロになるという、ファンタジーありきの非科学空想シリーズなのだけどね。今まで観たOP映画の中でもギャグ要素が多い作品でもあった。一番観客が笑うシーンが多かったのも新鮮だ。昔のロマンポルノに近い要素かも知れない。
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