「彩りのある映画」今夜、ロマンス劇場で voiceさんの映画レビュー(感想・評価)
彩りのある映画
予告編で物語のほとんどの内容が分かっちゃうやんって思って見た映画。
ストーリー展開はよめるけど、
役者さんの個性が素晴らしく、
本当にその時代を生きた実在の人物たちのように感じる。
綾瀬はるかのオードリーヘップバーンを彷彿とさせる美しさ。
坂口健太郎の役柄そのままの映画大好きな青年の目の輝き。
お二人の素晴らしい演技と感じない演技。
映像美が素晴らしく見ているだけでも楽しめる・・そんな作品かと思っていたら、
ラストに押し寄せる怒涛の展開。
涙がとまるヒマがありませんでした。
作り手の映画愛が伝わる丁寧な作りで、見ているうちに心が浄化されていくような不思議な感覚。
儚い、けど尊い。
この作品の脚本のラストと、
年老いた健司が書いた脚本のラスト、
このコラボレーションが秀逸。
おとぎ話を読んだあとのような満足感がある映画でした。
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