「天然色、ピュア・ラブストーリー」今夜、ロマンス劇場で bunmeiさんの映画レビュー(感想・評価)
天然色、ピュア・ラブストーリー
舞台となる昭和35年は、自分の生まれた年。
自分の幼い頃の写真は全て白黒で、当時を思い起こした時の世界はモノトーンでしたが、この作品を観て、当時もこんなに色彩豊かな美しい時代だったのか…と改めて思いました。
また、当時は何処の町にもあった個性ある映画館も懐かしく、入場料の100円を握りしめて、ゴジラや東映マンガ祭りをワクワクしながら観た事も思い出しました。
最初は、少女マンガによくあるファンタジーとラブコメをミックスしたような作品かと…。北村一輝の笑いを誘う無理ある役柄や綾瀬はるかの『精霊の守り人』バルサとそっくりな語り口のお姫様役に苦笑いでした。
でも、ラストは完璧なまでの感動のエンディングに、心を持っていかれました。おじさんの目からも熱いものが溢れました(笑)
綾瀬はるかのお姫様は、『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンを思い起こして、レトロな衣装や髪型も素敵でした。
大切な人と一緒に観たい作品ですね。
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