「映画と言うより、喜劇舞台」ロスト・イン・パリ 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
映画と言うより、喜劇舞台
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ネタばれあり。
なるほどね。
何といっても、その舞台周りがとってもシュール。たぶん、確かに、パリでロケはしていると思うんですが、もう一つの舞台(?)であるはずのカナダはセット?カナダのシーンは、その表現も含めてとってもシュール。ほかの映画作品で、ああ言う表現は無かったんじゃないかな。本当、舞台的な表現です。
その意味では、ドムがめかしこんで乗り込んだ水上レストランでのシーンもシュール。あれも完全に、喜劇舞台の表現だよね。
所々で笑いが起きるほど笑えるのですが、全般としてはなんとなくトーンが単調。うっかりすると、睡魔に襲われます。そこが少し残念。
普通にオシャレなフランス映画と思っていると外されます。完全にフランスのシュールな喜劇ですね。しかも、かなり低予算の。そういう意味では、映画と言うよりも、喜劇の舞台演劇を見ているような気分になりました。
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