Xibalba シバルバ エイリアン・オブ・マヤのレビュー・感想・評価
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寄せ集め探検隊
シバルバー (Xibalba) とはキチェ族のマヤ神話における冥界の名、死神が治める地底の宮廷だったとされている。
紀元前2000年も前に栄えたマヤ文明、縄文時代が紀元前700年だから遙か太古からの文明。
ユカタン半島の古代マヤの都チチェン・イッツァにはカスティーヨのピラミッド、セノーテの泉などの遺跡が残っている。泉の底や水中洞窟には生贄にされた人々の人骨が多く残っていたそうだ。
そんなおぞましいマヤ文明の負の遺跡や神話にインスパイアされたのかエイリアンを絡めた遺跡探検フィクションを製作、ただ、ほとんどが道中記で退屈だし肝心の洞窟シーンは闇の中でライトがチカチカするだけで殆ど絵にならない。エイリアンも棘のあるゴリラの着ぐるみの様だが暗闇の水中では正体不明。CG予算を削りたいのは分かるが見せないのでは本末転倒。
ポスターのカスティーヨのピラミッドの上の巨大円盤はラストに意味なく数秒映されるショットでいかにもエイリアンものにみせようという誇大宣伝でしょう。
発想はまあまですが、完全B級、SFと言うより寄せ集め探検隊の俗っぽい話で尺を稼ぐだけなのでがっかりでした。
ドラマパートが・・・
設定は非常に良い。CG丸出しの巨大宇宙船がやって来るB級SFよりはしっかりとしている。
登場人物の描写等は丁寧で、それぞれの人となりが分かった上で鑑賞出来る所が未公開作品にしては良く描かれている。
マヤ文明とは本当に不思議な文明で、高度な技術を持っていたものの、ある時を境に滅んでしまった文明である。マヤ文明の暦が2012年12月21日で終わっていた事から、それが地球滅亡という見解も広まった事も有名だ。そんな事もあり興味深く鑑賞していたが、ドラマパートが非常に長い。
ジャケットの様なものは期待していないが、観る映画間違えたのかと思い、一時停止をして確認をしてしまった。ようやく終盤に差し掛かって「それ」が出てくるのだが、半魚人の様なエイリアンが登場し、そこに居た登場人物らをバタバタなぎ倒していく。こうなるとやはり未公開映画は・・・と残念に思ってしまう。せっかく雰囲気の良い知的な物語になりそうなのに、何故モンスターパニック的表現になってしまったのか。こういうのに懲りずにタイトルに「〜エイリアン」とか「〜オブ・ザ・デッド」とついていると観てしまうのは何故だろうか。
半魚人みたいな宇宙人
マヤ文明と宇宙人来襲を合体して、悪い宇宙人の復活を防ぐ話。
現地ロケはとても美しいが、アクションは不可能なので、ドラマパートが異常に長い。
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