「上映時間の長い理由が分かった」バーフバリ 王の凱旋 N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
上映時間の長い理由が分かった
まったりと見せつけてくれるスローモーションのせいではなかろうか。
もちろんのみならず、愛と憎しみ、裏切りと忠誠。
入り乱れて殺し殺され、奪い奪われ。
なかなかに込み入った人間模様が濃く織り込まれた大河仕様であることも一因である。
さすがに長時間、じっくり付き合えば推しキャラも現れるのでは。
わたしの場合、職務のためなら泥水も飲む時代劇でいうなら忍びの立ち位置か、カッタッパだった。
何本かインド映画も見てきたが、ズバ抜けて何もかもの物量がスゴイ。
豪華賢覧な背景も衣装も見どころか。
インドそのものに詳しくないため、どこからがファンタジー要素でどこまでがリアルインドなのか区別がつかないから余計、異世界観がマシマシである。
婦女子にはタブーと、戦闘シーンも抜かりなく血みどろと作り込まれているが、
そのあたりに抵抗感がなければ完全無欠で勧善懲悪の王国ファンタジーだった。
あまりに劇画、気合の入りまくった全編ゆえ、主演俳優らの普段の振る舞いがどんなものかメチャクチャ気になる。
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