「【”不屈。そして、ガジュマルになれ!”現在の沖縄の民の民主主義を守る意思と米軍、日本政府への反骨の心の礎になった男の半生を描くドキュメンタリー映画。】」米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”不屈。そして、ガジュマルになれ!”現在の沖縄の民の民主主義を守る意思と米軍、日本政府への反骨の心の礎になった男の半生を描くドキュメンタリー映画。】
ー この映画のフライヤーは、今は無き名演小劇場に行った際に貰って来て、ずっとそのままだったのだが、気になっていた。
そして、漸く鑑賞した。-
◆感想
・フライヤーを持っていたために、アメリカ占領下の戦後沖縄で米軍に挑んだ男・瀬長亀次郎の名は知っていた。
だが、戦後の沖縄に於いて、どのような行いをしたのかは、知らなかった。
・今作を観て、直ぐに分かるのが沖縄が輩出した、政治家・瀬長亀次郎という人物の豪胆さと、豊かな人間性により、沖縄の民に熱く愛された政治家だったという事である。
・沖縄人民党を作り、アメリカ軍に強引に逮捕されても屈せずに、那覇市長選挙に出て市長当選。その後、アメリカ軍の非民主的妨害により市長の職を辞すも、その後、国会議員になり、当時の佐藤栄作首相に沖縄の在り方について、舌鋒鋭く迫る国会での姿。
<何よりも、この方が居たおかげで沖縄の民が民主主義を守る意思を持ち、米軍、日本政府への反骨の心を持った事が、この瀬長亀次郎氏の最大の功績であろう。
凄い男が、戦後の沖縄にはいたものである。
それを記録として残してくれた製作陣にも感謝を申し上げたい。>
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