「王様は裸だ!」コスタリカの奇跡 積極的平和国家のつくり方 UTAさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5王様は裸だ!

2018年12月3日
Androidアプリから投稿

人は言う 武器なんか捨てれない
襲われたら 侵略されたら どうする
右の頬打たれたら 俺は打ち返してやると
ガンジーやキングは政治家ではない 本人 個人の思想は自由だ だから、非暴力も武力放棄も強制はできない…と考えていた
だが それを成した国がある 北米と南米を繋ぐ細い国々の真ん中のコスタリカ…
アメリカと中南米はいつも戦争があり 麻薬があり 正に戦国時代のよう そのど真ん中にいる国が国民が武器を捨てた。
それだけで信じられない事だが、コスタリカの人々の話しを聞いてるうちに それが道理にかなっていると分かる
それ故 国民はそれを支持している。
常に戦争や侵略の危機にさらされているから 現実的判断なのだ。
 だから 彼らは武器をもって 武器を捨てる為の内戦をした  驚くべき早く 戦争に勝ったのち 本当に武器を捨てたのだ
 戦争に勝ち 独立した国が武器を捨て
た事があっただろうか
「暴力を捨てる。それは勇気がなければできない。」

あーこの国に嫉妬する。 これは日本が出来た事だったではないかと。
日本は70年「平和」だと 胸張って言えるだろうか

とはいえ、コスタリカも恒久平和 満場一致ではない そこには 必ず 武力を肯定する人々を必ずいる 時には ほぼ半数 わずかな差しかないときもある。そういう人々をどうしたのか どうなったか それも気になったが 映画ではそこは詳しくは語られていなかった。
この世界は右手で握手して左手で互いに銃を突き付けている それを「狂っている パラノイアだ」と国レベルで言えるのは コスタリカだけではないだろうか

UTA