「独特な空気感を持った映画」坂道のアポロン パセリさんの映画レビュー(感想・評価)
独特な空気感を持った映画
クリックして本文を読む
ストレートな友情に自然と涙がこみあげました。対照的に見える二人が近付く姿、セッションの際に2人がお互いを見つめる様子が微笑ましく、最高に羨ましかった。りっちゃん目線で見ちゃいますね。色んな逆境にも立ち向かい真の友情を深める様が眩しい。
そして本作のハイライトである文化祭のセッションでの高揚は半端ない。心地よすぎてりっちゃんの表情が全て物語っていて、逆にラストの展開が不安になるけど、最後までよかったです。そして、歌わんのかい!と笑
街並みが美しい。田舎と昔の心地よさを感じつつ、リアルさが出ていました。後、ジャズセッションが題材だからでもありますが、よい意味で変わった雰囲気でした。音楽のおしゃれさと田舎の素朴さ、でも海軍がいてエキゾチックで、学生運動時代の危険な香り等色々ミックスされていて独特でした。
小松菜奈ちゃんが可愛すぎてもう。周りに馴染めなかった幼馴染みに友人が出来る嬉しさすごく伝わってきました。繊細な心を見事に演じられてて、2人の男の姿をみて感動するけど、彼女の表情を見てより深まって、その深めさせる演技だったと思います。そして再び可愛すぎます。中川大志くんもあの豪快なキャラクター演じられる人は若手俳優では少ないなと思わせられるほど決まってました。
恋愛を後回しにした男の友情物語ってすごく珍しい気がします。面白かったです。
コメントする