「ジャズって素敵だな、と」坂道のアポロン maaさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャズって素敵だな、と
3月最初は『坂道のアポロン』
“ジャズ”を中心に物語が進展していくのだけど、
終始、そのジャズ音楽というものに心が踊らされ、そして動かされるような感覚。
薫、律子、千太郎、この3人の友情はとてつもなく輝かしく、そして美しいものだった。
3人の友情が目に見えるほど、固く結ばれている事を最後の最後まで“ジャズ”を通して私に教えてくれた。
最後は、薫と千太郎が奏でるセッションをずっと聞いていたいと、まだ終わらないで、まだ聞かせてと願っている自分がいたような、そしてどこか幸せそうな彼らを見ながら、とても羨ましく感じた。
そしてこの作品の1番のポイントは、千太郎演じる中川大志の演技力。
彼ってこんなに演技派だっただろうかと、
そんな印象が私の中であまりなかったから、肝を抜かれたというか、この作品で彼の役者としての存在を凄く大きく感じた。
特に、千太郎が初めて涙を見せるシーンは、なんというか、見ている人を誘い込むような表情で、思わず涙が溢れて、とても感慨深いシーンだったなと。
中川大志くんは、若手イケメン俳優なんかではなく、間違いなく、今後期待大の演技派若手イケメン俳優です!!
ジャズが彼らを出会わせ、そしてジャズが彼らを繋げた。
『一生ものの友情』とても素敵ですね。
本当に大切な者に気づいた時、そして彼らの固い友情に胸が熱くなります。是非!!
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