「初期型人工超人大集合」ガーディアンズ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
初期型人工超人大集合
冷戦時代のソ連で遺伝子操作により超人をつくる「パトリオット計画」に携わったものの裏切って研究所を爆破した科学者が、現在になってロシア崩壊を目論み自ら超人となって現れ、国防省が当時の「パトリオット計画」で産み出された超人達を集めて「ガーディアンズ」というチームを作り対抗する話。
超光速刃物男、鉱物念動ムチ男、触れたものも消せちゃう温調透明人間、クマクマの実じゃないけど熊人間、それを仕切る女少佐と、敵は何か体にくっついてるビリビリ激強ゴリマッチョな「あくのかがくしゃ」という、どこかでみたことあるミュータントの能力をコピーして寄せ集めました的登場人物達で、金はめちゃくちゃ掛かっているけどチープな臭いプンプン。
とりあえず突撃してやられちゃってという日本のマンガもビックリな様式美的な流れから、まさかの物的支援でパワーアップとか、まさかまさかの最初からやれよというラストバトルまで、ツッコミどころとご都合主義満載だし、そんなアホなという短絡的な行動目白押しで苦笑もの。
続編つくる気満々な字幕エンドロール前のムービーまでチープさが漂う設定っていうね。
ドッカンストーリーでシリアスでも暗い訳でもはないのに何となく陰気な空気感で陽気な笑いも織り込めないのはやっぱりロシア映画っぽい。
こういう作品は弛みなくスカッとが好みではあるけれど、雑過ぎて興奮しないし、違う意味で「何をやってくれるんだろうw」と考えながらみてしまった。
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