パーティで女の子に話しかけるにはのレビュー・感想・評価
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主人公がKei Nishikoriに似ていてわくわくした。
過去イチレベルでヘンな映画だった。こんな設定を、パンクに憧れる主人公たちというアンチ常識の集団に混ぜ込むことで見事に作品として成立させているのがすごいと思った。
当然ルックも世界観も演出も頭のネジが外れたものばかりで理解不能だったが。なのに笑いを取りに来るよりもラブロマンス感を押し出してくる奇妙なバランスだし。特に中盤の謎のPVのシーンは口ぽかーんだった。そういう意味でやんわり長く記憶に残りそう。
【”僕が一発で惚れた女の子が行ってしまった星に願いを込めて・・。”パンキッシュでラヴァー感溢れるキッチュなボーイ・ミーツ・エイリアンガールムービー。】
ー 原作、未読であったため、前半は奇想天外な展開にやや戸惑う。
だが、どこかの惑星から来た美少女ザンを演じるエル・ファニングの可愛らしさと、彼女に惹かれていくパンク少年エンを演じるアレックス・シャープの姿についつい引き込まれる。
そして、若きパンクロッカー達を仕切る元ロッカーを演じるニコール・キッドマンにも・・。ー
◆感想
・摩訶不思議な映画である。
・だが、否定はしない。
というか、特に後半はどこかの惑星から来た美少女ザンとエンの別れたくないけれど、別れなきゃいけない・・、という二人のシーンが良い。
ー 宇宙人たちの、滅びゆく運命を見定めた上での、同族食を止めたい宇宙人ザンの気持ち・・。ー
・音楽も良い。パンクロックも勿論良いのだが、オリジナルの曲(だと思われる)の数曲が良い。(特にエンドロールの前半で流れる曲。誰か、教えて欲しい・・。)
<How to Talk To Alien Girls at Parties !
ラスト20分の、展開は沁みます・・。
1977年のパンク好きの僕に起こった事。
そして、1992年。作家になった僕のサイン会にやって来た人たちの微笑み・・。
少し変な作品だけど、この作品が好きなアナタは、きっと素敵な人だと思います。>
嫌いじゃらないですよ。
異星人がウイルスと捉えると面白い
パンクと異星人の親和性があるのかないのか判別はできないが、80年代のミュージックビデオのような映像手法や怪しげなパントマイムを繰り広げる異星人の動きが、前衛的な演劇をみているようだった。
自分が思った展開とはやや異なりチープさが目立つが、足先で鼻をちょんと触ったり、顔をなめたりと異星人ザンの親愛表現が面白い。
地球を「ウォッチャー」しに訪れて何を彼らがしたかったのかは忘れてしまったが、地球人に干渉しないようにしつつ自分たちはPTというリーダー的存在に共食いされて種をつないでいる様子が、ウイルスが宿主に侵入しつつ共生している様子にも思えて興味深い。
遺伝子の交換を行ったザンとエンから生まれた子供たちは、生物であるという自由を大いに謳歌しているようだった。
生命はどこにでもいけて、意思は運命に縛られない。そこに反体制派のシンボル、パンク・ロックをテーマに選んだ意図が盛り込まれているのかもしれない。
このところ立て続けにエル・ファニングの映画を見た。ダコタ・ファニングの端正な顔立ちと違い、どこか初々しい幼さを秘めるような個性的な顔立ちが、印象に残る。
エル・ファニング目当て(笑)
なんじゃこりゃ??でした
あまりにも意味不明すぎてラストの感動っぽい場面で危うく感動しそうに...
独特すぎるけどハマる
キューブリックとパンクのハイブリッド?
エル・ファニングも好きだし、パンクロックもたまに聴く自分としては観ておきたい作品だと思い、鑑賞。個人的にはあまり楽しめなかった。
キューブリック監督のようなサイケデリックな感じのSFとパンクを融合したような映画なのかなと序盤で感じたが、どこか不気味さが足りなくてハラハラしないし、ストーリーも弱い。パンクに焦点を当ててるわけでもないので、どれも中途半端に感じる。脚本が弱いからかニコール・キッドマンも残念に見える。
この作品を観てあまり感動しなかったが、キューブリックの偉大さを実感した。
パンクとSFのハイブリッド
エル・ファニングにこの演技をさせた製作陣、グッジョブすぎる。奇妙な設定なのに、だからこそ現実とのリンクが胸を打つ。シチュエーションSFの醍醐味が味わえる不思議と胸がじんわりとする映画。
単純な恋愛モノに飽きてきた人、今までになかったエルファニングの一面が観たい人にオススメ。あとはパンクってなんだろう?って人のパンク入門にも。
説明ゼリフで白けさせない代わりに最後までよく分からない宇宙人設定も“パンクだから”という理由でねじ伏せる強引さ。完成度が低いという見方もできるかもしれないが、個人的にはこれは加点ポイント。映画としての荒さが主人公たちの若さやパンクへの熱望、向こう見ずな部分とリンクして全体として親和性の高い仕上がりになっていると思う。
エンディングはそこまでひねりなし。悪くはないけどもうひと押し足りないという点で星4。閉鎖的な街に辟易した若者たちのたどり着いた境地としてのパンクを描いた作品でもあるので、大きな展開はないが、それでも退屈しないだけの絵力のあるパンクの世界観。主人公2人の歌唱シーンは必見。
出演者の中で注目はやはりエル・ファニング(ザン)。宇宙人流のルールにうんざりしたザンがパンクに目覚めるシーン、そしてその衣装は1番の見どころ。シビれる。
またセリフとしては、ザンが決して栄えているとは言えない街の夜景を見て、「宝石みたい」と言うセリフが印象的。宇宙人ならではの視点からこの世界を再認識させる演出が随所に。
監督はヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のジョン・キャメロン・ミッチェル。総じて音楽と映画の融合が武器の監督。
にしてもタイトルとフライヤーからは内容が予想できない良い意味で裏切られる映画。新しい映像表現が目白押しなので、ちょっと変わった映画を観たいときにおすすめ。
転びそうで転ばなかった映画
まさしくパンク
パンク好きの男が、宇宙人の女と恋する話。
っていうあらすじを知らずに観たんですよ。
エルちゃん可愛いしポスターも可愛いし
タイトルもすごい気になってたから
予習ゼロで観たんですよ。
なので見始めると「んんんん????」
という戸惑いと驚きの連続でした。
「恋愛映画というかSFじゃねえか!!」
「…はっ!そゆことか、これがパンクか。」
若者の恋愛にパンクミュージックと
なかなか不気味なSFテイストを混ぜ合わせるのは
まさしくパンクでした。
ルールだらけ、雁字搦めの宇宙人なのに
地球人と関わろうとするザンの姿は
社会に中指立てるパンクそのものでした。
そんなザンを可愛いエルちゃんが演じてるから
最高でしかないです。
宇宙人独特の変な言動が全て可愛く見える、、、
もちろんメインの恋愛部分も素敵でした。
主人公2人が街を駆け回ってやりたいことをやってて
はぁ、青春いいなあーーーの一言に尽きる。
とても女の子が宇宙人だと思えないぐらいに。
終盤の展開もなかなか甘酸っぱくてホロリ。
そしてラストでさらにホロリ。
こんなめちゃくちゃな映画(褒めてます)なのに
しっかり感動できる作品でした。
ニール・ゲイマンの短編は未読。
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