「SNSという麻薬」ザ・サークル ▼・ᴥ・▼ Leo★/Rさんの映画レビュー(感想・評価)
SNSという麻薬
巨大ソーシャルネットワーキングサービスに晴れて就職した女性が、
自ら24時間を公開する事で、想像もしなかった事態を描き、
遠くない未来に待ち受けるSNSの光と闇を浮き彫りにした
スリラーエンターテインメントです。
なんだか【トゥルーマンショー】を彷彿とさせる映画ですね。
■トム・ハンクスの無駄遣い
ザ・サークルのCEOであるベイリー(トムハンクス)が話している姿が
「スティーブ・ジョブス」を連想させます。
トムハンクスがとても似合っていて「ザ・ITの偉い人」って感じが非常に上手く出ています。
でもそれだけw 序盤の演説がピークです、あとはサブキャラと化したトム・ハンクスさんw
■突っ込みどころが多い
カメラの目を逃れられるのはトイレ入ってる時だけ3分間だけ。
3分以上長引いたらどうするつもりなんでしょうw
だって・・大とか長引くときもあるじゃんね(;^ω^)
■両親かわいそう・・(´;ω;`)
メイ(エマ・ワトソン)が誤って二人ががSEXをしているところを世界に公開してしまいます。
ってか、カメラ付けたのはザ・サークルのスタッフだから、悪意がありますよね。
寝室は付けちゃダメだろって思う。
プライバシーは守ってほしいよね。
■無茶苦茶な設定
ザ・サークルのサービスはあらゆる点で法を犯しまくりなのが明らかだし、
第一こんなシステムに賛同する人っているんでしょうか。
だって常に監視され続けること=注目されていると思い込んで喜びを感じられる人、
どれくらいいるんでしょう?
反対する人があまりにも少ないので、無茶ぶりな映画ではあったと思いますw
■SNSの時代に響く作品
インターネット社会のそういった恐ろしさを真正面から描いたという意味では
SNS全盛の現代にうまく警鐘を鳴らせた作品と言えるのではないでしょうか。
■最後の終わり方・・・
あれだけSNSの怖さを体験したはずの主人公メイさん・・・
休職したのちにCEOや開発者に制裁を食らわしザ・サークルの改変かと思いきや・・・
すっごくモヤモヤする終わり方でしたw
これはどう解釈しようかな(;^_^A どっちに転んだのだろうヵ?
結構評価低い作品だけど、私はまぁまぁ好き。
突っ込みどころ満載だけど最後まで飽きずに観れました。