「ラストシーンの考察」ザ・サークル 光陽さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストシーンの考察
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SNSの怖さに警鐘を鳴らす映画。
ディフォルメされてはいるけれど、けして映画の中だけの世界とも言いきれないですね。文明や科学の進歩はメリットは多いけれどその使い方を一歩間違えれば大変な世界を創りあげてしまうかもしれません。
エマ・ワトソンはやはり可愛かったです。
(ラストシーンの考察)
ラストが曖昧な感じで終わっていますが、素直にとればエマ・ワトソン演じるメイが会社の幹部として残り会社の不正を是正しサイクルのシステムを正しく活用をするようにしていくハッピーエンドなのでしょうがそれだとあまり面白くない。
僕はメイが経営者のベイリーを陥れ、24時間ライヴ配信で人気を得たそのカリスマ性を利用して会社(サークル)を乗っ取り世の中を支配していくのではないかと思いました。メイはもともと上昇思考が強かったですし、常にベイリーの言いなりになり会社の思惑通りにプレゼンしたり会議で発言したりして、その結果として会社でのしあがっていった経緯があります。24時間配信も嫌がらずむしろ楽しんでいた。そして最後のベイリーの「してやられた」という呟きはメイの会社の乗っ取りに気づいたのではないか。そしてラストのカヌーのシーンでドローンがメイを撮影していたのも合点がいく。
きっと監督の意図と違うとは思うけど、もしラストシーンをメイの会社乗っ取りの策略と想像すればこの映画はけっこう伏線が効いていてすごくスリラーとして面白く感じられると思いました。
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