ちはやふる 結びのレビュー・感想・評価
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こんなところに、青春スポーツ映画の傑作が…
俺は、この映画をあえて、スポーツ映画と呼びたい。それほど、スポーツの真髄が詰め込まれていた。
挑戦、挫けそうな心の克服、価値観が違うチームメイトとの合理的解決、心の拠り所との別れ、そこからの真の自立、そしてまた挑戦。やはり、スポーツ映画だ!
上の句・下の句を同じ映画館で一気に観られたのもよかった。111分と103分だが、長いとは全く感じなかった。1か月あけて別々に観たら、星0.5は減っているように思う。こういう映画ってスピード感、一気にという勢いも大切だと思うんだよね。興行上しょうがないのかもしれないが、自分は今後も前後編映画は極力、一気観(いっきみ)をめざそう。
結びは、「初見の人に若干冷たくないか」と俺が思うくらい、前作のあらすじなしでの本編。
まあ、ヒットシリーズの3作目はこんなものか。あのスターウォーズだって、ルークは誰で、ハン・ソロとの出会いはこういうエピソードだよ、って説明はないもんね。
そういう風に、初見の人に少し冷たい感じだけど、前2作観た人にはすんなりつながるストーリー。恋愛好きな人は、新、太一、千早の恋の行方が気になるところだが、自分は前にも書いたように "青春スポーツ映画" として観ているので、恋の決着はどちらでも納得できるわけで、それよりも強い新が団体戦に参戦してくれたことが嬉しい。スピード感も前2作と同じく。高校時代にバドミントンでなく、かるた部でもよかったよなあと本気で思う。
きっかけは「広瀬さん(すず)でも観るか」という感じで行ったが、まったくの拾いもの。主役が一人輝く、ではなく、出演者全体が輝く中に主役の広瀬さんもちゃんとはまっているという感じ。それほど周りがよかった。男子も女子も。
繰り返しになるけれど、挑戦、成長、友情、そして片想い。青春映画の重要アイテム、全部入ってます。ひとつのことを中心に他の人とつながっていく気持ちよさ。
かるた人口が増えること間違いなし。
「上の句」「下の句」で出来がよかった配役陣
真島太一:野村周平
綿谷新:真剣佑
若宮詩暢:松岡茉優
大江奏:上白石萌音 (舞妓はレディ)
机くんこと駒野勉:森永悠希
西田優征:矢本悠馬 (ごめんね青春!)
ドSの須藤暁人:清水尋也(ソロモンの偽証)さすが
「結び」での際立ちは、賀来賢人演じる周防。クイーン松岡茉優も、マンガ的キャラの見事な実写化を3作通して見事に演じきったが、周防さんもすごい。予備校の夏期講習後の独白は浸み入る。太一が動く動機付けとしては、これくらいはないとね。
全編通して、マンガの実写版には避けられない「駆け足感・詰め込み感」は否めないけれど、でも3部作という長さでエンディングするのは、映画としてはベストな方法と自分は思う。
よい映画でした。
「結び」では、みんな、2年経って、顔がシャープになったこと!
そのうち、3部作、一気上映という映画館が出てくるだろうから、そしたら一気見するぞ〜!楽しみ。
追伸 遅ればせながら、原作マンガを読んでいます。
素晴らしい! やはり思ったとおり、最高クラスのスポーツ青春マンガだった。手に汗握る!セリフに感動する。泣ける。あ〜、いいものを観た!!!
追伸2 読んでいます。
映画に格納されなかった部分、どこも素晴らしい。
「この子たち、誰も残念だったね、といったねぎらいを言わない。本当に勝ちたいんだ」
「応援じゃない。キャプテンじゃない。盗めるものがあれば盗んでいくんだ。私もだ」
素敵でした
これね… おもしろいですよ。
上の句 / 下の句 みたいな「単なる青春映画」と違います。
物語が立体的になったと思うし、コメディ要素も利いてます。
もはや、原作とは切り離して考えるべきだとは思いますが…
松岡茉優も、ここに来て、しっかりキャラが入った感じがしましたね。
笑わせる場面も「松岡茉優として面白い」ではなく、若宮詩暢として面白かった。
あと、賀来賢人が良かった。
わたし、あの人のことをよく知らなくて…
「へぇ、賀来千香子の甥っ子が俳優になったんだ」くらいは知ってたけど、特に何に出演してたかも知らないし。
この映画の宣伝のために、メインキャスト達が「しゃべくり007」に出てるのをみたのだけど、その時の印象はナンダカチャライヤツくらいなもので、特に好印象でもなく。
でも、劇中では、とても存在感がありました。
「この映画における周防名人」とは、どんな人物なのか。
とてもクリアに提示できていたように思います。
黙ってると、すごく格好いいのねw
私は、この映画、好きです。
とても楽しみました。
面白かったな
「つきあって」「好きなコがいる」の秒殺(笑)
映画館では2018年3月26日地元のイオンシネマで鑑賞
それ以来2度目の鑑賞
そういえば賀来賢人や清原果耶も出ていましたね
5人は3年生になりカルタ部にも新入部員が2名
準優勝で全国大会出場かよ
なんだよ踏切前の思わせぶりな千早の表情は!
浮かぬ顔の理由はそっちかよ
上の句下の句も面白かったんだからこれも面白いに決まっている
この世界にハマれば三作目のレビューなんて読む必要があるまい
退部していた太一が復帰するサプライズ
周防さんから名言を頂きました
本当に強い人間は周りこそ強くする
後進には希望を
相手には敬意を
仲間には勇気を
時間も空間も超えて永遠になる
カルタがこんなに美しいものとは
ピンと張った手先
カルタを取るときの表情
飛び交うカルタ
スローモーション
優勝シーンは映画『メジャーリーグ』を彷彿させる感動モノ
スターウォーズやバックトゥザフューチャーに続く三部作と言っても過言ではない
あえて苦言を呈するなら最後くらいちゃんと姉を出せとアリス派は思うのであります
あとアニメーションの似顔絵だけど新田野村松岡は似ていたけど広瀬はあまり似てなかった
ああ言う顔立ちは難しいのかもしれない
あとニコ動のような文字が流れるのは鬱陶しいので映画では省いてほしい
どうしても必要だと感じだことは一度もない
ちはやふる3部作完結
上の句・・下の句・・に続いて結びで完結の3部作の最後。
上の句はスポコン要素が強くて個人的にイマイチでした。
下の句で恋愛要素が強く出て面白くなってきて・・
で。今作は恋愛もスポコン要素も友情も・・色々とバランス良すぎ♥
■初登場キャラが魅力的
・佐野勇斗演じる『実力があるけど不遜な新入部員』
・賀来賢人演じる『感じの良い問題人物』
・清原果耶演じる『恋のライバル』
3人も新キャラが居ると戸惑いそうになるんだけど、これが全然違和感なく
すっと入ってこれるのは脚本が素晴らしいんだよね~。
■競技かるたに青春をかける若者の熱き思い
高校最後の全国大会に挑む千早たちの青春ぎゅっと詰まっている。
私も高校生の頃、スポーツに専念していたのですごく共感出来ました。
掛け声のシーンは涙が出ました。そしてかるたを取る瞬間のスローモーションがかっこいい!
■笑いも忘れない
我妻「お兄、私とつきあって」 新「ごめん、好きな人いる」
瞬殺の会話が何度も出てきて笑えましたw
■太一の葛藤と成長が良かった!
進路に悩み勉強と、かるたの両立が難しくなり。。そんな㊥
好きな千早が新に告白されたことを知り悩みまくる高校生。
高校生ってこういうもんなのよ。当たり前の悩みだけど誰もが経験ある悩みに共感。
■3部作続けてみるのが良い
『上の句』と『下の句』を観てくおくことで、感動が何倍にも膨らむこと間違いなし。
机くんや肉まんくんの成長っぷりに驚かされます。
■美しいエンディング
イラストを使ったアニメーションで青春の爽やかさが心に残る、美しいエンディング。
3部作で一番良かったです。
上の句は正直つまんなかったけど下の句から徐々に引き込まれていきました。
結びはかなり良作品でした\(^o^)/
鳥肌が立ったラスト
絶対に忘れない―― 今、この瞬間が私たちの全て。 最後の戦い、ここに完結。
名作
有終の美!ただもっと見てみたい!
上の句、傑作。下の句、凡作。という感想だったので、「結び」がどうなるか不安な部分もありましたが、十分に楽しめる作品でした!
まず、なにより、迫力ある競技カルタのシーンが戻ってきたのが嬉しかった!冒頭の千早vs筑波のホンキ勝負、都大会の瑞沢vs北央、全国の瑞沢vs藤岡東など、見ごたえのあるカルタシーンが、多くてとても見ごたえがあった。都大会での「札合わせ」、全国大会での対戦メンバーの入れ替えのような団体戦の戦略的な演出も今までにはない見どころでした。
また、今作から登場の新キャラも個性的で○。ある種神の領域で人を寄せ付けない人と思わせつつ、天然系で笑わせてくれる周防名人。新に何度もアタックするも食い気味に玉砕する吾妻さん。自分勝手なカルタ道から徐々にチームでの戦いに目覚めた筑波くん。カルタに興味ないド素人から「下手の横好き」まで変わった花野さん。特に、筑波くんと花野さんは、物語の中で成長が見てたので特に感情移入できましたね。全員いいキャラで、役者さんたちが見事にハマってましたね。このシリーズは、キャスト選びでハズレがなかったのはスゴい!
ストーリーも、上の句のワクワクな感じと、下の句の人間関係の悩み的な要素がいい感じに融合して、それに、新入部員という部活の新年度的な展開とか、周防名人のある種神の教え的な展開とかが絡まって、見ごたえ十分でした。そして、笑えるようなコミカルなシーンも前作、前々作より多くあったもの個人的には楽しめた要素でした。
ただ、今作から取り入れられた要素、例えば、手アングルのカメラ、候補札が残る照らされカルタ、主要キャストを模したパステルな和風絵など、がことごとくイマイチだったのが残念です。あと、最後、4組が全て運命戦っていうのは、ちょっとやり過ぎ感が。。
といっても、総合的には満足いく作品でした。この作品で描ききれなかったアフターストーリー。次の年の瑞沢高校カルタ部の活躍とか、次の名人・クイーン戦の戦いとか、まだまだ見てみたいお話がたくさんありました!スピンオフドラマ的なものやってくれないかなぁ。。
最高すぎる🤦♀️
アホや、勝つ気ないんか・・・by茉優
あ、二部作かと思ってたら三部作だった。しかも原作にはないオリジナル脚本。しかも、しかも感動的!
この手の青春ものでは珍しいほどの三部作で、泣けるシーンが盛りだくさん。やっぱり高校生活最後ってところがいいんでしょうね。まるで高校野球のベンチ裏を見ているような錯覚にも陥ってしまいます。千早(広瀬)だけは今後もかるた界で活躍するだろうから感動も薄いのですが、太一の心情が痛いほどわかる。
また大江奏(上白石姉)の“こいすてふ”と“しのふれど”が最後まで運命を分かつテーマともなっていて面白い(意味はわかりません)。千年の時を超えて残る歌というのが実感は湧かないけれど、浮遊感みたいな空気を感じるのです。
新たに登場した東大生で5期連続名人となった周防(賀来賢人)の存在もユニークで、彼を慕って塾講師のアシスタントもこなす太一。目が悪くなっていく名人だからこそ若くても人生を語れる周防の存在が太一の心にもけじめをつけてくれるのだ。「後輩には希望、相手には敬意、仲間には勇気」なんてなかなか言えるものじゃない。大会で負けてしまったチームなんかも顧問の先生たちがいい言葉を与えていた。これから高校野球も始まるので熱闘甲子園も見たくなってきた。
あと、スノー丸と名人戦がどうなったか知りたい!
スポ根かるた完結!
名作
これは、学生時代とは、その後の人生についても続いていく、<姿勢>を形づけるものだったかなと思わせ(自分自身を思うとそれを悔いとすると、出会い別れてきた人達に失礼なのかなとも思い、その姿勢で未だに続いて還ってきてしまうのだろうか、しかし抑えてしまったと思えるような過去も人生か)、教え教わりながら、限られた命の時間の中を、学びと競いから全身全霊を傾ける、瞬間の永遠性を感じさせて、笑わせ泣かせる。高校生だけではなくて、先生も先輩もそれぞれの個性で教えながら悩み教わっている、相互関係。千年続いて残されている言葉と現在とが一瞬から、永遠とかみ合う。若さで輝いている世代と年輩世代がそれぞれの味で、人間関係からの成長を知らせ、結んでいる。そして何らかの目標を得ようとする面とともに、男性と女性という種類の関係も宿命として離れられない、青春映画の名作である。若き名人が迷える後輩へ送った言葉は、「本当に強い人間は、まわりをこそ強くするんだ。後進には希望を、相手には敬意を、仲間には勇気を、時間も空間も超えて永遠になるんだ」と。
カメラワーク最高
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