ロスト・シティZ 失われた黄金都市のレビュー・感想・評価
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インディジョーンズの原型とも言われる伝説的探検家の物語
主人公フォーセットといえば伝説的な探検家であり、一説によるとインデ・ジョーンズのモデルにもなったと言われる人物。それゆえ、筆者が海外で鑑賞した際もかなり注目度が高く、観客も多かったように思う。ではその映画としてのクオリティはどうか。まず、この人の半生を紐解くと言うだけでもかなり興味をそそられるし、母国で各方面へ駆け回り、資金を集め、家族との関係性などを描く「準備段階」も見応えがある。ただし、肝心の探検は決して血沸き肉躍るようなものではなく、仲間内の飢えや疑心、現地での精神的な恐怖が静かに首を絞めていく感じ。またフォーセットはかなり妄信的で仲間や家族の犠牲を顧みずに突き進む人ゆえ、観客側もなかなか感情移入できにくい一面もある。我々が彼の情熱をようやく理解できるは、終盤に父子での探検が叶ってから。哀しく幻想的なラストも相まって、無性にもう一度、彼とその人生に触れたいと、欲してしまうのである。
原住民の矢とピラニアの洗礼
チャーリーハナム扮するイギリス人パーシーフォーセット少佐は、ロンドンの王立地理学協会で探検隊が組まれるから行ってこいと命令された。アマゾンの密林に黄金都市はあるのか。
いきなり原住民の矢とピラニアの洗礼だね。空腹も敵だ。冒険家が夢を追いかけるのは自由だが、付き合う仲間や家族は大変だね。それに厳しいアマゾンで足を引っ張る仲間も考えものだ。
どっかのバラエティと一緒で期待持たせただけで終わりだったよ。ちょっと残念だったね。
単なる
冒険ものアクション映画と思っていたら、素晴らしい壮大なスケールの実話だった。
こういう偉大な人達のお陰で、世界は解き明かされてきたんだなと思う。
危険や恐怖に打ち勝ち、希望や夢に向かって突き進む。
どの世界においても、同じ事がいえる。
ジャングルに取り憑かれた男の数奇な人生。バカみたいなタイトルからは想像もつかないシリアスさ…。
南米にあるといわれる古代文明都市「Z」を探すことに人生を捧げた実在の探検家、パーシー・フォーセットの人生を描いたアドベンチャー・ムービー。
パーシーの腹心の部下、ヘンリー・コスティンを演じるのは『ハリー・ポッター』シリーズや『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソン。
パーシーの息子、ジャックを演じるのは『白鯨との闘い』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のトム・ホランド。
製作総指揮を務めるのは『セブン』『オーシャンズ』シリーズで知られる、名優にして名プロデューサーのブラッド・ピット。
世界には知られざる変人がたくさんいるものでして、本作の主人公パーシー・フォーセットもその1人。
とにかくジャングルが好きすぎる激レアさん。
『ロスト・シティZ 失われた黄金都市』という、いかにもハリウッドらしい大味なアクション・アドベンチャー映画っぽいタイトルからは想像もできないほど、全体的にシリアスな物語が続く。
ジャングルに眠る古代文明を解き明かしたいという欲求、冒険で得られる興奮への執着、それに振り回される家族、第一次世界大戦への従軍…。
常軌を逸した情熱を持った男の辿る運命を、比較的静かなタッチで淡々と描いていくという作風が、『インディ・ジョーンズ』のような娯楽冒険映画とは一線を画す。
アクションよりも人間ドラマに重きを置いている作品ではあるが、南米の奥地で繰り広げられるパートはなかなかに迫力があり見所満載。
人喰い族との邂逅やピラニアの襲撃など、お約束描写がきっちりと描かれていてワクワクする。
そして作中に登場する土人(つちのひと)が、ちゃんと現地の部族に見える!
この生々しいリアリティが作品の格調を高めております。
20世紀初頭のロンドン、上流階級の人間は南米の奥地に暮らす人々を"蛮人"と見下す。
"蛮人"は文明など持っているはずもない、野蛮で凶暴な人々であると決めつけている文明社会に暮らす人間。そんな彼らがせっせと勤しんでいるのは、1000万人以上の人間が命を落とした大戦争である。
無駄な争いは起こさず、静かに自分たちのテリトリーで暮らす土人と、他者の領地を侵し、現地人を奴隷にし、最悪な戦争に興じる文明人。
果たしてどちらが"蛮人"であるのか、この映画は問いかける。そしてその答えを知りながらも軍人としての責務を果たすために第一次世界大戦最大の戦場となったソンム河に赴くパーシーの姿に、文明に生きる人間の悲しみと、だからこそ浮かび上がる尊さを読み解くことが出来る。
パーシー・フォーセットという男、日本人としてはどうしても水木しげる大先生とその姿がダブる。
水木先生はパプア・ニューギニアでの従軍中、現地の人々の優しさに触れ地獄の戦場を生き残った。
本国への引き揚げが決まった時、自分は現地に残りたいと申し出るほどに、先生は土人との交流に心を動かされた。
親に顔を見せてやれと説得され、結局は日本へ帰ることになるのだが、現地の少年トペトロとの交遊関係はその後50年に渡り続くことになる。
水木先生はその後漫画家としての活動と並行して、世界中の部族の生活を調査し記録するという冒険家としての顔も持ち合わせていたこともこのパーシー・フォーセットという人物とダブる。もしもこの2人が出会って酒でも飲み交わしたなら、話が盛り上がったことだろう。
※「土人」と書くと差別用語のように受け取られるかも知れないが、水木しげる先生は土と共に生きる人々のことを、尊敬も込めて「土人(つちのひと)」と呼んでいた。したがってこのレビューでも「土人」と表記させていただいております🙇
以上の理由から、水木しげる信者の自分にとってパーシーという人物にとても好感が持てたのだが、冷静になって考えるとこの人かなりの狂人。
戦争でこれから死ぬかもしれない、という時でさえ、家族よりもジャングルのことを考えているし、一名を取り留めてから流す涙は、家族と再会できたことへの嬉し涙ではなく、もう2度と冒険へ出かけることが出来ないことへの悔し涙。
もうこれは完全にジャンキー。アドレナリン・ジャンキーとしか言いようがなく、到底まともな人間とは思えない。
酒によって身を崩した父親と、ある意味では同じ轍を踏んでしまっている。
家族を顧みずに自分の夢を追いかけ、結果として息子まで冒険へと巻き込んでしまっているのだから、見様によっては最悪のろくでなし。
奥さんに肩入れしながら観ている人にとっては、パーシーの人物像は到底受け入れがたいのだろうと察する。
141分という長尺だが、全く退屈しなかった。
個人的にはかなり楽しめたのだが、後半になるに従ってどんどん尻すぼみになっていくという感じは否めない。
王立地理学会の集会で「Z」は存在する!!ドンッ!と海賊王ばりの演説をぶち上げるシーン。
ここから2回目の冒険へと旅立つ展開は最高に上がる!
パーシー、コスティン、アーサーという黄金トリオのファミリー感がめちゃくちゃ心地よく、この3人の冒険をもっと観ていたいと思えたし、どうしようもないデブのマレーの憎たらしさも、ドラマ的な盛り上がりを演出してくれた。
マレーの理不尽な謝罪要求に対し、こんなクズを仲間に入れてすまんかった!と部下達に頭を下げるパーシー。こんな上司ならそりゃ地獄の果てまでもついていきますわ。
この冒険での挫折から、第一次世界大戦という地獄へと雪崩れ込む展開も良き。
楽しかった青春にも終わりが訪れるということを、うまく物語に落とし込んでいる。
個人的にはもうこの戦争と、その後の隠居生活が描かれたところで映画は終わっても良かったように思う。
息子のジャックと2人で旅立ったところでエンド・クレジット。その後の顛末は字幕でサラッと流すみたいな。
ちょっとこの3回目の冒険が盛り上がらなかった。
また同じような描写が続くんかい、と思ってダレてしまった。
大体、最後で実はパーシー生きてますみたいな匂わせをやっていたけど、それならそれでクズすぎる。早く帰ってこいよ。
史実を元にしている為、バッド・エンドなのは仕方ないとは思うのだが、やはり冒険映画なのでもう少しコミカルで楽しい感じの作品に仕上げてもよかったのではないか?と思わないでもない。
とはいえ、この全体的にクールな感じは嫌いではないし、ハラハラワクワクしながら観ることが出来たのでけっこう満足👍
ちなみに、パーシーはこの映画中3度冒険の旅に出かけたことになっているが、実際には8回もジャングルに冒険へ出かけている。これはもう現地に住んだ方が良かったんじゃないか?
挑戦者たち
タイトルから古代文明の宝探しアドベンチャー映画かと期待したが何も盛り上がらず消息不明では意気消沈、2時間半近くの我慢は何だったのだろう。
それもその筈、雑誌「ニューヨーカー」のライターだったデイヴィッド・グランが実際の英国の探検家パーシー・フォーセットの足跡を調査し綴ったノンフィクション小説が原作ですからドキュメント並みに地味なのは致し方ないのでしょう。
当初の動機が多少不純だったとしても「不屈の探検家ここに在り」という歴史的ヒューマンドラマ、愛息まで失った妻の覚悟も壮絶でした。
時代も20世紀初頭ですからアマゾン探検と言っても筏でアマゾン川を上るのだから骨が折れる、碌な装備も無いのに何度も生還できたことの方が奇跡かもしれません。最初の調査から第一次大戦を挟んで最後は父子2代の挑戦でしたが夢は叶わなかったようです。
探検とか冒険はロマンとか持ち上げても現実の厳しさは挑戦者でなければ分からないというのがテーマなのでしょうかね、それでも映画で見るならインディージョーンズの方が胸躍るし面白い、それで十分と言う気になりましたが・・。
<後半ネタバレ有!>冒険、探検、発掘、古代遺跡・・・。ロマンに駆られ人生を賭けた男の物語!
【実話をベースにした映画】
イギリスの軍人にして探検家であったパーシー・フォーセットの伝記映画です。自分の息子と、息子の友人と共にアマゾンの未開の地に足を踏み入れ、そのまま音信不通となってしまいました。原住民に捕まり殺されたとか、その地で暮らしていたとか、様々な憶測が建てられましたが、噂の域を出ることはなく消息は不明のままです。その後フォーセットを探した出そうと、多くの勇敢なる冒険家たちが未開の地に赴きましたが、消息が分からない人が続出したという話です。この映画では、謎に包まれたフォーセットの半生が、2時間21分とかなり長い時間を掛け、じっくりと描かれています。
【映画を見るのは、フォーセットの史実を知る前か、知った後か】
私は、実話だと知らずに見ました。正直、フォーセットの半生を知った上で、事実が元になった映画だと理解してから見るべきだったなと感じています。この映画は、登場人物の心情の変化や場面の移り変わりなどをとても丁寧に描いています。史実だと知らなかった私は、それを「丁寧な描写」ではなく「とろい展開」と受け取ったのです。誰がどう思い、何を感じたのかを、一場面ずつしっかり描いているのがこの映画の味なのに、それを地味な展開として受け取っていました。映画を見終わった後、フォーセットについて調べれば調べるほど「あの時、こんなことを感じていたんかな」と、あとから実感してきました。今なら、なぜ古代都市Zにこだわっていたのかが、分かるような気がします。なので、私の実体験からすると、フォーセットの半生を何となくでも知ってから見るのをお勧めします。ちなみに、史実を知っても、映画の核心部分のネタバレにはなりませんので、ご安心を!
---ここからネタバレ含みます!---
【フォーセットの情熱に感服!】
ブラジルとボリビアの国境を明確にするための測量中、偶然見つけた土器をきっかけに、未発見の古代都市Zの存在に魅せられていきます。夢中になるさまが、よく描かれていたと思います。何度もブラジルに向かい、原住民から危険な仕打ちを受けてもめげず、戦争中も古代都市に思いをはぜ、家族を犠牲にし、しまいには自分の息子までブラジルにつれて探索に行く。かなり破天荒な行動だと思います。が、フォーセットにとって、人生の全てを掛けてもいいと思ったわけです。私もあれだけ夢中になれるものに出会いたい!正直うらやましいです。
【最後はどうなった?無事だと願いたい!】
ラストはどうなったのでしょう?気になります。やはり命を奪われて……。いやいや、懐中時計がイギリスに届けられていますから、きっと古代都市Zを見つけ、そこで暮らしているのでしょう。と、思いたいです。でも、古代都市で暮らせるのだとしたら、あの運ばれ方はないよな、とも思ったりして。担がれるようにしているのって、やっぱり生贄とかそういう時ではないでしょうか。懐中時計は原住民から人の手を渡り歩いてイギリスまで届けられたとか?ん~、やっぱり結末が気になりますね。そもそも、古代都市自体あったのでしょうか?映画の最後のナレーションで、Zにちなんだ遺跡を見つけたとか言ってはいますが。こういう結末を見ている人にゆだねる系、結構好きです。
【キャスト・製作陣が豪華!】
のちのスパイダーマンが出演しています。トム・ホランド氏です。マーベル映画好きとしてはテンションあがりました。製作にはブラッド・ピット氏が率いる映画製作会社「PLAN B」というところが、プロモーションなることをされているそうです。その他にも著名な方が多数映画に参加されています。
【まとめ】
パーシー・フォーセットの生い立ちを、簡単に勉強した後に見ると、映画の奥深さを感じれるのではないかと思います。「結末を見ている人にゆだねる系」が好きな方にももってこいの映画です。想像が膨らみます。ちょっと長めの映画なので、じっくり映画の世界に浸れるのではないでしょうか。
冒険の苦難を、もう少ししっかりと描いて欲しかった
1900年代初頭、アマゾン上流の古代都市に魅せられた探検家の物語。
録画予約をした際には、「冒険活劇」だと思っていましたが、実在の探検家を基にした人間ドラマでした。
「3回に渡る困難なジャングル探検」、「原住民との交流」、「家族との葛藤」、「名誉への渇望」。それらが、良く描かれていると思います。
ただ、色々なものを詰め込み過ぎたように感じます。例えば、「困難なジャングル探検」は途中で挟まれるイギリスでのシーンの為、重さの描き方が中途半端になったように感じました。
緑色の砂漠での「飢え」、「渇き」、「熱さ」、「病気への恐怖」等をもっとしっかりと描いて欲しかった、と思います。
また、3回目の冒険は必要なかったように思います。その分、1回目や2回目の冒険をもう少し厚く描いてくれていたら、先に述べた中途半端な部分も軽減出来たように思えます。
まだ見ぬ黄金郷
アクション多めなアドベンチャー大作かと、B・ピットも絡んでナゼに"未体験ゾーンの映画たち"での公開だったのだろう?
主役の役者が、地味過ぎたか?今の"スパイダーマン"やR・パティンソンで脇を固めたのに!?
ハラハラ、ドキドキするような場面もホボ無いに等しく淡々と物語はあるが、飽きずに観れた。
苦悩や葛藤など、理不尽に思える待遇や人間関係は控えめに、冒険する男をシンプルに描いているのが好感。
史実に基づいた伝記映画とは思わない、誤解されそうなイメージで損している気も!?
石がごろごろ
転がってくることのない、探検家のまじめな映画。
スタッフロールを見てると、プロデュースにブラピの名前が。
あれ、またブラピのとこの映画に いいな と思っちゃった!
主演の人、時々ブラピに見えるって思ってたら、そもそも最初はブラピが主演するつもりだったらしい。
ブラピ+グレイ監督の宇宙のやつにも期待したーい!
退屈だがロマンはある
内容は退屈だがロマンはある。
なぜ、退屈なのかもわかりきっている。時系列で全てを追っているから。ここというポイントに絞って物語を提示すれば、こんなながーい映画にはならないで済む。では、どこに絞る?
たぶん、そんなことは制作側だって考えただろう、その上でこの仕上がりなのだ。ようするに、どの時代も端折れなかった、という結論。
だからって、絶賛するかっていったら、しない。多少バランス崩れようが、現実ねじ曲げようが、おもしろくする、という力業を観たいもの。
しかし、こわーい旅の最後はインパクトがある。夢に出てきそう。
男の冒険心にZはある
インディ・ジョーンズのモデルにもなったと言われる実在のイギリス人探検家パーシー・フォーセット。
アマゾン奥地の幻の古代都市を追い求め続ける冒険を描く。
…が、『インディ・ジョーンズ』のようなハラハラドキドキワクワクのエンターテイメントと思って見ると期待違い。それを期待してる人は最初から見ない方がいいかも…。
古代都市発見に執着していく様や謎に包まれた最期に迫る、なかなか硬派ドラマの仕上がり。
20世紀初頭。陸軍少佐であったフォーセットはイギリス地理協会から未開のボリビアへ水源を求めて測量を命じられる。地獄のようなジャングルでの任務の末、ジャングルの奥地に古代遺跡の痕跡を発見し…。
ここからフォーセットの人生は変わる。
妻を愛し子供を愛し、軍人としても誇り高かったフォーセット。
そんな彼が冒険に魅せられ…いや、もはや取り憑かれ、何度も何度もジャングルに足を踏み入れ、家庭を顧みなくなる。
助力したいと言う妻に男尊女卑とも取れる暴言を発し、咎めた息子に思わず手を上げ…。
協会で失われた都市を発見すると力説するフォーセットの姿は探検家としてカッコいい。
しかし、次第に常軌を逸していく様は、まるで別人のよう。
彼を駆り立てたものは一体何なのか。
金銀財宝などの欲ではないだろう。
冒険や栄光…。
愚直ながらも男はそれらをこの手にしたい生き物なのだ。
エンターテイメントではないが、少なからず秘境アドベンチャーの醍醐味もある。
ジャングルの冒険は過酷。原住民やピラニアの襲撃、仲間ともピリピリとしたムードに…。
ここら辺、やはり実話だけあって『インディ・ジョーンズ』と違ってリアル。
未知に包まれ、鬱蒼としたジャングルの映像も冒険気分を盛り上げる。
フォーセットの身を不幸が襲う。戦争で負傷し、探検家の道を絶たれる。
それから月日が経ち…。
父を理解し始めた息子と共に、再び冒険へ。
ドラマチックな家族との和解や探検家としての再起。
彼の本当の冒険が始まったような気がした。
が、その冒険の途中で…。
再三言うが、『インディ・ジョーンズ』のようなエンターテイメントを期待してる人は見ない方がいい。
全体的に淡々とした展開、アドベンチャーと言うには盛り上がりには欠けるし、フォーセットの最期も呆気なく、今一つ物足りない。
でも、人間ドラマとしては見応えあるし、やはりこの題材には惹かれるものがある。
悪くはなかった。
テーマに興味が持てない
すごいつまんなかった。映画としてどうこうと言うより、テーマに全く興味が持てなかった。1920年代で、イギリスからアマゾンまで船で行くと思われるが、行くだけで何日?何週間?何ヶ月?かかるのか。帰ってくるたびに子供がデカくなってる気がする。そんなに取り憑かれたようになる気持ちが全く理解できなかった。
20世紀初頭のイギリス。アマゾン奥地にあるという黄金の古代都市エル...
20世紀初頭のイギリス。アマゾン奥地にあるという黄金の古代都市エル・ドラードの存在を信じる探検家フォーセットは、危険なジャングルで何度も命の危機にさらされながらも、資金とクルーを集めては探検を繰り返していた。はじめのうちは協力的だった家族や仲間たちも、次第にフォーセットに愛想を尽かすようになっていく。それでもアマゾンに執着し、夢を追い続けるフォーセットだった。
妻を通してZにたどり着いた証拠を王立地理院に届けるが、彼らはフォーセットを見つけることができなかった。
インディー・ジョーンズの原型となった物語は興味深い作品でした。
何のために作った映画なのか?
余談だが英国の貴族の遊びに狩りがある。
うさぎにしろ鹿にしろ、広い敷地内の森で狩りをする。それはそれで優雅な狩りなのだが、どうもこれはちがうみたい。
英国的な古い映画スタイル。つまりTV映像。
それが最初。
ちなみに、英国の映画ではなく、米国。
さて、冒険の島はどうなんだろ。
感動的なコトバは、「わたしは強い女よ」のところ。1800後半、英国の貴族の女性は世界を旅している。日本にも
来ている。旅行の概念ができたのはこのころだ。そういう意味では1900年は英国が世界のすみずみまで出てゆく
時代でもある。
ボリビアに入ってやっとアマゾン川のエル・ドラードの雰囲気が出てくる。
同時代にペルーのマチュピチュが発見される冒険の時代。
弓矢が飛んでくるシーンは臨場感がある。
ピラニアはつまらない。
編集による緊張感も、キャラも彼らの考えも演技も凡庸でしかない。
残念ながら、半分を観て終わり。
名声のために
父親の愚行により上流階級から弾き出された英国陸軍少佐が、ゴム農園の利権に沸くボリビアの未開の地の測量の任を受けて赴いた際に、先住民族がいたであろう痕跡を見つけて再訪する話。
全体的に長くてテンポが悪くムダなシーンが多くて飽きてくる。
その癖主題である筈の探検シーンや先住民との交流は結構あっさりだし。
終始シリアスな演出だけど、大きな波や盛り上がりが少なくて、見せ場らしい見せ場もないし、オチもそんなものかという感じ。
家族も顧みず何度も危険な冒険に身を投じる父とそんな父の背中を見送り続けた息子が綴る重厚なドラマ
20世紀初頭のロンドン。英国軍のパーシー・フォーセット少佐は南米地図上で空白となっていたボリビアの測量を命じられ渋々任務に就くが、想像を絶する決死の任務中に発見した数々の物証からアマゾンの奥地に幻の黄金郷があったと確信、腹心の部下を率いて何度もジャングルに舞い戻る。
家族を祖国に残し危険な冒険に魅せられるパーシーの姿に『ハート・ロッカー』で戦地イラクの爆弾処理に何度も戻っていくウィリアム・ジェームス軍曹の姿が重なって見えました。いかにもブラッド・ピットが製作しそうな重厚なドラマが圧倒的で、家族を顧みず何年も家に戻って来ない父パーシーに反抗的だった長男ジャックが、第一次大戦で負傷し探検に戻れないと医師に告げられてうなだれる父に告げる一言にはお父様方はグッとくると思います。
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