「1000本に1本の価値あり」ローサは密告された トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)
1000本に1本の価値あり
ちとオーバーに書き過ぎたが、年50本映画館で映画を見るとして、2年に1本出合えるかどうかというレベルの作品だ。
こんな作品を見ると、日本映画の99.9%、ハリウッド映画の90%は見る価値のない、地球資源の無駄遣いと思えてくる。
映画の根底にあるのは「貧困」以外の何物でもないのだが、日本含め、先進国に目に見える貧困がないからといって、描ける素材がないわけではないだろう。
確かに60年以上前の日本にも、この映画と同じような状況はごろごろあり、日本映画もそうしたものを素材にするなどして、すごかったとは思う。
豊かになり、平和になったことで、簡単にそういう素材が見つからないというのは分かりはするけれど…。
今の日本映画、少なくとも実写ものには見るべきものはほとんどない。
昭和20年代、戦争直後の日本は確か、当時のフィリピンよりGDPは少ない時代があった。
フィリピンは60年たっても人口だけ増えて、社会は成長してないんだ…。みんな日本に来たがるのはわかる。
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