「信念を貫いた男たちが残した物」ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 goodmenさんの映画レビュー(感想・評価)
信念を貫いた男たちが残した物
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過去にも同じ題材を元にした作品があるようですが未見の為今作でこの歴史的事件を知る事となった。
もし暗殺が成功すればその後自国民への報復も想像できただろうにそれでも彼らは信念を貫き憎き敵の暗殺命令を実行すべく行動を起こしていくことになるのだが・・・。
彼らがやり遂げた事により結果として多くの犠牲を払う悲劇が起こる事実はあるが大戦後のチェコスロバキアの在り方の礎にもなった歴史的背景を考えるとそれでも彼らは英雄的存在のなのかもしれない。しかし何となく連合国側から利用された感は拭えず切なくやりきれなくもなるし戦争の怖さ非情さを改めて感じた。
劇中を通して緊張感が続き観ていて飽きることはなかったが終盤の教会での銃撃戦がちょっと長く感じたのとドイツ兵が何の策も無く突っ込んで行っているように映りさすがにそれはないだろと感じてしまったのが残念だった。とはいえ私的には久しぶりに見たキリアン・マーフィが存在感があり良かったし十分満足出来た劇場鑑賞となった。
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