「宣伝作った人が上手い」嘘を愛する女 よしこさんの映画レビュー(感想・評価)
宣伝作った人が上手い
ミステリーサスペンス物ということで、ラストにかけてどんどん面白い展開なのかなと予測してましたが、そこまで衝撃な展開もなく、騙されたー!!!みたいな展開もなく、筋書きはしっかりしてる小説を読んだような感覚の映画でした。
しっとりとしたかんじ。
身元不明の高橋一生さんは人殺しとかした人かな?って予測してましたが、過去に結婚していて、育児ノイローゼの妻が、子供を水死させ、自ら自殺。
それが理由で、高橋一生は別の人になりすましてひっそり生きていました。
東京に来たのも漠然とした闇から逃げるためだったのでしょう。
そんな中で長澤まさみに出会い、嘘をつきながらも本気で彼女を愛してましたね。
パソコンをロッカーにしまってまで隠れて小説を書いてたのは何故なのでしょうか。
川栄との出会いも、出会い系サイトという、誠実とはかけ離れた出会い方で、長澤まさみさんと付き合ってる時に、出会い系サイトで川栄さんとやりとりしてますよね。
長澤まさみさんが、高橋一生さんと抱き合ったあと、仲良く話してる時、時々空っぽになりたくなるというセリフを長澤まさみさんが言っていましたが同じセリフを川栄さんにも高橋さんは言ってるし、出会い系サイトをしてまでやりとりしたのは、何も知らない誰かに気を使わず吐き出したかったのでしょうか。
耳の後ろのホクロは、おお。って思いました。
小説は全て前の嫁へではなく、長澤まさみさんへでしたね。
意識不明が続いてる中でラスト、目を覚ましたところはよかったーーって思いました。
悪者と言うか嫌な人が一切出てこない映画でした。
だから変なムカつく!とかモヤモヤするこの人!みたいな感情が生まれなかったので、見やすいは見やすい作品でした。
ハラハラドキドキするサスペンス感はゼロでした。
ミステリー感もそこまでありません。
ある意味で期待を裏切る題名では予測できない内容でした。
めちゃくちゃ面白いとまではいきませんが、見て良かったです。
宣伝ではもっとサスペンス感やミステリー感が滲み出てましたが、本編は全然出てないので先入観を捨ててみることをお勧めします。
意識不明の中、人の前の家にまで上がり込んで色々物探して探ってってやってることヤバイですけどね。笑
5年も一緒にいた自分のパートナーが本当は身元不明で名前も違くてってなったら、そこまで人は調べてしまうかもしれませんね。
押し付けがましい愛を見せられた感じでした。
長澤まさみさん酒癖やばいし浮気するしよく5年も一緒にいましたね。笑