「キービジュアルにも伏線?」嘘を愛する女 miho or saoriさんの映画レビュー(感想・評価)
キービジュアルにも伏線?
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今年一番最初に観た映画となりました。
期待のハードルは上げずに観たのですが面白かったです。
劇中の人物よりも一足早く伏線回収出来るので分かりやすく テンポ良く観れました。
女性社会 育児問題等 現代を象徴したテーマを上手く取り入れられていて 単純でシンプルな構成でしたが 様々な視点から観る事が出来る作品だと思います。
全てを空っぽにして消えるつもりで足を踏み入れた都会の真ん中で偶然出会ってしまった由加利との出会い。
ダメだと分かりつつも少しずつまた愛に触れてしまう桔平。
それと同時に昔の自分と由加利をリンクさせてしまう苦しさが伝わりました。
自分との時間が嘘と理解しつつも真実を知りたい一心で 不安に押しつぶされそうになっても進み続けた由加里の思いが 桔平の過去に触れる事で本編のタイトルに繋がりました。
また個人的な感想ですが
桔平の今は亡き息子の書いた家族の絵には 桔平のかつての住まいの玄関先にあった鍵を置く為の鉢植えのパンジーが足元に描かれているように見え
キービジュアルの黄色い絵の具へと繋がりました。
由加里の時間旅行に付き合ってくれる海原との分かり易いやりとりにも心が温まる作品です。
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