「TVスペシャルのような薄い内容!!」嘘を愛する女 アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
TVスペシャルのような薄い内容!!
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TVのスペシャルドラマのような薄い内容で、予告編の印象以上のものはありませんでした。ポエム聖地巡礼や脇役の探偵の取って付けたような家族エピソード等で時間を水増ししており、テンポも悪くてとにかく怠かったです。著名なキャリアウーマンが全てを投げうつ動機が弱く、実際に台湾で仕事中に交際中の高岡蒼佑(※すみません岡沢高宏の誤りでした)から金の無心が来て、本気で悩んでスタッフに相談したという長澤まさみそのものじゃないか、長澤まさみなら仕方ないなと思ってしまいました。男はヒモなのに女のおだて方が下手で共感できず、これで何故愛されるのか理解できませんでした。マスコミの高橋一生謎プッシュの一環でした。吉田鋼太郎は一応面白い事を言う担当でしたが笑えないし、恋人たち2人の話にも拘らず吉田の顔が映り過ぎて不快でした。やっと正体が分かってから終盤もなかなか終わらず、公開前日に小室哲哉引退のニュースが出た事もあって、くも膜下出血の下りと長澤の安い演技は寒かったです。これはマジンガー新作の公開月に合わせてマジンガーの玩具を出したりするから、予期しない事で自爆したのだと思います。出会いのないOLが男を拾う話は「植物図鑑」もそうでしたが、女性をワクワクさせるものがあると思います。もうちょっと何とかならなかったのでしょうか。企画大賞なのだから、後半は逆転して女の方がお前こそ誰だよ嘘を愛する女かよと言う展開になるとか何かもっと工夫が欲しかったです。ポスターには「あなたは誰?」とだけありますが、これを女の台詞として観客にミスリードさせ楽しませる絶好のチャンスをまんまと逃した訳です。
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