「ゴリラ先生♡」MASTER マスター kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴリラ先生♡
チョン・ウォンジュンやオ・ダルスのようなオジサン俳優が登場してくると、ストーリーも引き締まり楽しくなってくる。オ・ダルスに関しては数多くの映画に登場しているため見飽きた感もあるが、『冬のソナタ』でゴリラ先生役をやっていたチョン・ウォンジュン(警察庁長官)の顔がわかると嬉しくなってしまいます。
イ・ビョンホンが演ずるのはカリスマ的な投資会社の会長チン・ヒョンピル。巧みな儲け話で数万人の庶民から多額の資金を集める詐欺グループのトップだ。チン会長の尻尾をつかもうと知能犯犯罪捜査班のキム・ジェミョン(カン・ドンウォン)はあの手この手で攻めようとするも、あと少しのところで逃げられてしまう。とにかく帳簿さえ手に入れれば立件できると踏んで、側近である天才ハッカーのパク・ジャングン(キム・ウビン)に協力すれば罪を軽くしてやると持ち掛けるのだった。
パクに監視カメラを付けてチンの豪邸に潜入させたりと、的を一本に絞った捜査は緊迫感たっぷりでした。しかし、そんなチンと相棒のキムママ(チン・ギョン)は裏切り者の存在を察知し、大金を持って行方をくらますのだが、1年後、チン会長の遺体が海外で発見されたというニュースが報道される。そんな簡単に死ぬはずないだろうと、執拗に追いかけるキム班長。舞台は韓国からフィリピンへと移る。
マネーロンダリングのために3兆もの金を動かすという情報を得て、洗濯屋とダブルで成りすまし交渉するシーンが面白かった。洗濯機に入れる!と笑わせる会話も。全体的にはそれほどの展開もないし、予定調和的な結末へと向かうのですが、終盤にきてコミカルな部分が多くなって楽しませていただきました。ハチミツの相棒はハチミツ作りに専念するのかな~
【2017年11月映画館にて】