ハートストーンのレビュー・感想・評価
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苦しいよ、、ぱつきんクリスティアン、、
最初はヨーロッパの子供たちの青春時代が描かれてる感じがして、アイスランドだし、すっごい自然も広大で、私達がイメージする海外(アメリカとか)とはまた違った神秘的な場所で一生忘れないような夏を幼馴染と過ごしてて、素敵だった。でもどんどん性に目覚めてきて自覚していくあたりからクリスティアンの立場が苦しすぎて、終盤ソールとの関係が前とは違うのも、お別れの際に、もうこれが最後なんだろうなっていう、、、、。クリスティアンのあの小屋での号泣。自分を受け入れてもらえないだろうって。特に恋をしている相手には「冗談はやめろよ笑」みたいな態度取られて、でも幼なじみで男同士で。あぁ、、苦しかった。そしてソールがクリスティアンのこと、もう戻れないこと、全部気がついた時には全てがもう終わってて。もう戻れない。本当に背景が冬になったくらいから不穏な空気と景色で、曲も悲観的で、エンドロールも悲しくて、すっごい後味悪い。すっごい、お互い純粋だったからこそね、、、
しかも最初の方はクリスティアンがソールを引っ張って言ってる感じで、クリスティアンの方がモテそうなのに、でも後半からはクリスティアンが追いかけるっていう。
なんか珍しいよね、だいたいこういう同性愛の映画って、少し内気な主人公がもう一人のキラキラした方に恋に落ちるっていう感じ、だいたい最後は結ばれないけど、それでも一度はお互い心が通じ合う時がある。でもこの映画の場合、まず新夕の方が主人公に恋して、しかも主人公は全くのストレートで、最後まで一度も実らず。というか、性を自覚した瞬間から少しずつ距離ができていくっていう。まじで映画としてはこう、いいのかもしれないけど、本当に幸せになって欲しかった。そろそろ結ばれるBLを見させてくれ( ; ; )
静かな田舎町の不穏な空気がなかなか重かった。狭い世界は息苦しい。 ...
静かな田舎町の不穏な空気がなかなか重かった。狭い世界は息苦しい。
ゲイに気づく少年が背が高くて人当たりの良い可愛い子で良い✨友達への恋心にもんもんとするのが見所‼︎
思春期の揺れ
思春期の好奇心、残酷さ、脆さなどが、北欧の大自然の雄大な風景映像で強調させてる感じで何処か懐かしくもあり、苦しくもあった。クリスティアン役の子の表情、視線がすごく良かった。繊細な表現は掴まれる。
苦酸っぱい
村全体に漂う退廃感と閉塞感の中で幼く酸っぱい恋模様と友情関係がゆるゆると展開していく、そのコントラストが絶妙だった。
動物の死骸が頻繁に出てきたり、廃車をガンガン殴りつけたりの演出はちょっとドキッとする。
性に敏感で枠から少し飛び出してみたいような10代前半の疼きがもどかしく表現されていたのが好き。
私はこんな密な関係は結べなかったなーなんて思いながら時に微笑ましく時に胸を痛めながら観ていた。
絵のモデルになった二人の姿が美しくて、ソールを見つめるクリスティアンの目付きが恋しさと切なさに溢れててこちらも苦しくなる。
湖や厩舎で声を上げて泣くシーンは特に。彼の身になってみれば気も狂いそうになるわ…
細かいシーンで好きなところは多いんだけど、沈みがちな空気とかなり緩やかな展開は少し退屈にも思えた。
大人や年上組に少しイラっとしてしまうことも度々あっり、終盤の事件もなんだかなーな結びになるし、正直ラストまで心揺さぶられるようなことはなかった。
この後の二人への余白が少し残るのでなんだか考え込んでしまいそう。
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